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思い出のカード:ドルイドの誓い

2003/07/28 12:15更新

思い出のカード:ドルイドの誓い

Written by GASP

どうも、はじめまして。京都の片隅でひっそりとマジックをやっている GASP という者です。

今回は、日ごろトーナメントとその研究でお疲れであろう皆様に、一時の癒しを与えるために、ちょっとしたカジュアル記事を書かせていただきました。ちょっとでも、皆様の笑いと突っ込みが得られれば幸いです。ここでは、過去に使われたカードについて、述べさせてもらいたいと思います。

今回のテーマは《ドルイドの誓い/Oath of Druids》です。

《ドルイドの誓い》、石田格氏の場合

ラースサイクルの第 3 番目のエキスパンション、「エクソダス」に収録されたこのカード、登場直後からこのカードを使ったデッキがトーナメントに出現し、今ではエクステンデッドで青緑をベースにした、「カウンターオース」がトーナメントで好成績を残しています。

日本の大々的なトーナメントで《ドルイドの誓い》が初めて使われたのはエクソダス発売後から半月後、トーナメントで使用可能になってからたった 4 日後の 98 年、日本選手権です。

かつてのデュエリスト・ジャパンにも、その際のデッキが掲載されています。ベスト 8 に残った 8 人のうち、《ドルイドの誓い》をキーにしたデッキを作ったのは準優勝者の石田格氏、ベスト 8 の真木孝一郎氏です。ここで、石田格氏のデッキを紹介しましょう。

GWu Oath of Druid Decks - Itaru Ishida / 1998 National Championships Finalist
 1  夜のスピリット/Spirit of the Night
 3  スパイクの飼育係/Spike Feeder
 2  堅牢な防衛隊/Staunch Defenders
 3  ボトルのノーム/Bottle Gnomes

9 Creatures 4 ドルイドの誓い/Oath of Druids 3 プロパガンダ/Propaganda 3 ハルマゲドン/Armageddon 2 ガイアの祝福/Gaea's Blessing 3 解呪/Disenchant 4 神の怒り/Wrath of God 1 沈黙のオーラ/Aura of Silence 2 破裂の王笏/Disrupting Scepter 3 巻物棚/Scroll Rack 1 移ろいの門/Erratic Portal 3 乳白色のダイアモンド/Marble Diamond 2 苔色のダイアモンド/Moss Diamond
31 Spells 4 森/Forest 1 平地/Plains 3 アダーカー荒原/Adarkar Wastes 3 低木林地/Brushland 3 流砂/Quicksand 2 知られざる楽園/Undiscovered Paradise 2 宝石鉱山/Gemstone Mine 2 反射池/Reflecting Pool
20 Land 60 Total Cards
 2  エメラルドの魔除け/Emerald Charm
 2  赤の防御円/Circle of Protection: Red
 1  解呪/Disenchant
 1  アーギヴィーアの発見/Argivian Find
 1  沈黙のオーラ/Aura of Silence
 1  ハナの保護管理/Hanna's Custody
 2  日中の光/Light of Day
 1  ロボトミー/Lobotomy
 1  道化の帽子/Jester's Cap
 3  冬の宝珠/Winter Orb

15 Sideboard Cards

現在エクステンデッドで使われているタイプのカウンターオースではなく、《神の怒り/Wrath of God》《プロパガンダ/Propaganda》によるクリーチャー・コントロールで場をコントロールしつつ、《ドルイドの誓い》を張り、ライフを回復、もしくは《夜のスピリット/Spirit of the Night》で勝負を決めるというタイプのデッキです。《プロパガンダ》《ハルマゲドン/Armageddon》コンボも含まれており、クリーチャーデッキにはまず負けないタイプのデッキでしょう。《ドルイドの誓い》デッキの常らしく、ノンクリーチャーデッキやカウンターデッキには弱いのですが、デッキ自体のポテンシャルは高いです。

《ドルイドの誓い》、私の場合

さて、このデッキリストを見たとき、私は素直に感心しました。当時の私にこのタイプのデッキはとても斬新で、すぐにこの手のデッキを作ろうと思い、カードを集め始めました。なんせ発売されてまだ半月、カードそのものの価値もまだまだ流動的な時期であり、なおかつ大学でマジックをやっている先輩はカジュアル・プレイヤーで、トーナメントで流行っているデッキなどに関心は無かったため、私の周りで《ドルイドの誓い》の強さに気付いた人はいませんでした。そんなわけで、《ドルイドの誓い》《ガイアの祝福/Gaea's Blessing》といったカードはすぐに集まりました。逆に言えば、《夜のスピリット》などのカードほど集めにくかったわけですが。

そんなわけで、とりあえずデッキの中枢となる《ドルイドの誓い》は集まりました。しかし、石田格氏のデッキに含まれるカードで、《神の怒り》や各種ダメージランドを、私は全然持っておらず、デッキの中枢は作れても骨組みすらままならない状態でした。でも、ここで諦めるのは勿体無い。それならば、違うアプローチで《ドルイドの誓い》デッキを作ってみよう、と思いました。そこで私が選んだのは、「赤緑」でした。この時点でまあ、何か間違っていると思うのは当然です。石田格氏が《神の怒り》《プロパガンダ》《ハルマゲドン》でクリーチャーコントロールをしていたのに対し、私は単純に火力でそれの代わりにしようと考えました。そして、ライフ回復手段、フィニッシャー……デッキの骨組みとなるカードを選んでいき、出来上がったのは次のデッキでした。

GR Oath of Druids Deck - GASP
 4  スパイクの飼育係/Spike Feeder
 3  ボトルのノーム/Bottle Gnomes
 4  根切りワーム/Rootbreaker Wurm
 1  新緑の魔力/Verdant Force
 2  モリンフェン/Morinfen
 2  雲のジン/Cloud Djinn

16 Creatures 3 ドルイドの誓い/Oath of Druids 2 ゴブリンの砲台/Goblin Bombardment 1 ミリーの悪知恵/Mirri's Guile 1 適者生存/Survival of the Fittest 3 ガイアの祝福/Gaea's Blessing 4 火葬/Incinerate 4 焚きつけ/Kindle 2 回収/Reclaim 2 エメラルドの魔除け/Emerald Charm 1 ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch 1 破壊的脈動/Shattering Pulse
24 Spells 8 森/Forest 6 山/Moutain 2 モグのうろ穴/Mogg Follows 4 宝石鉱山/Gemstone Mine
20 Land 60 Total Cards
 3  紅蓮破/Pyroblast
 2  沸騰/Boil
 2  孤独の都/City of Solitude
 2  ウークタビー・オランウータン/Uktabi Orangutan
 3  大荒れ/Havoc
 2  エメラルドの魔除け/Emerald Charm
 1  破壊的脈動/Shattering Pulse

15 Sideboard Cards

このデッキリストを見た瞬間、「何でやねん!」という突っ込みがたくさん聞こえてきそうな気もしますが、正解です。《スパイクの飼育係/Spike Feeder》《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》はまだいいとしましょう。《ドルイドの誓い》との相性は抜群です。しかしそこから先は何がなんだか。まず 4 枚入っている《根切りワーム/Rootbreaker Wurm》は何なんでしょうか。7 マナ 6/6 トランプルの大型クリーチャー、別段回避能力や強力な特殊能力があるわけでもなく、生贄能力もありません。しかも《恐怖/Terror》一発で死んでしまいます。恐らくフィニッシャーのつもりで入れたんでしょうが、手札にまとめてきた時、当時の私はどうするつもりだったんでしょうか。そして、《新緑の魔力/Verdant Force》。確かにクリーチャーとしての質は一級品ですが、次々トークンを生み出すこの生き物、《ドルイドの誓い》との相性は言うまでもありません。そう、とても悪いです。

そして飛行を持つフィニッシャーとして選ばれたのは《雲のジン/Cloud Djinn》《モリンフェン/Morinfen》。いくら《夜のスピリット》がなかったからといって、この選定はいかがなものでしょうか。サイズだけなら別に《大天使/Archangel》でもよかったわけですし。しかも 2 種類合わせて 4 枚。これまた手札にまとめてきた時どうしようもありません。色も青と黒と、まず出てきません。この辺で、当時の私のデッキ構築能力というものが分かるものです。

次にクリーチャー以外のカードについて。《火葬/Incinerate》《焚きつけ/Kindle》はクリーチャーコントロールとして。呪文の質はともかく、果たしてデッキに会うかどうかという話ではありますが。そして驚くべきは《ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment》。一応、当時の私もシナジーというものを多少は分かっていたようです。もっとも、軽いクリーチャーはライフ回復手段として生贄にされるため、《ゴブリンの砲撃》が活躍する機会なんてまずなさそうですが。そして《適者生存/Survival of the Fittest》。これまたカードの質は言う事は無いのですが、《ドルイドの誓い》デッキに入れて果たして有効活用できるんでしょうか。もっとも、手札に来た《雲のジン》《モリンフェン》を捨てる事ができるのはいいかもしれませんが。ここでもまた、微妙なシナジーが成り立っています。ところどころでカードの選定が微妙なところがいかにも当時の自分らしいです。

ぜひとも、ジョン・フィンケル氏とクリス・ピキュラ氏の二人に、「こんなデッキは紙の束だ!」でズタズタにして欲しいですね。

終わりに

こんな風に、今から約 4 年前の私はこんなデッキを作ってました。今と同じように、強いデッキを参考にする事はありましたが、それをそのまま作るのではなく、自分の好みに合わせてまるきり違うデッキに変えてしまう。そういった作り方も時々行ってました。勿論、デッキそのものの強さは言うまでもありませんでしたが。

時には、こういったデッキの作り方も楽しいんではないでしょうか。

それでは、拙い上に長い文章ではありましたが、お付き合いいただきありがとうございました。

この記事に関するご意見、ご感想がありましたら、メールもしくは私のホームページ“カフェ・ドゥ・GASP”へどうぞ。また、私のホームページでも、似たような記事がいくつかありますので、今回の記事で興味を持たれた方は、是非ともお立ち寄りください。お待ちしております。

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