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Finals東京2次予選突破レポート

2003/06/15 17:05更新

Finals東京2次予選突破レポート

Written by 豊 浩彰

皆さん、こんにちは。

無事、Finals 東京 2 次予選を 1 位突破できましたので、デッキ選択、簡単なトーナメントレポートを書かせて頂きます。なんで、“はじめまして”ではなく“こんにちは”であるかと言うと、以前“ゆ”という名前で投稿させて頂いた者だからです。

しばし、お付き合い頂ければと思います。

メタゲーム

青緑マッドネス。これの一言に尽きる。

デッキパワー、使いやすさ、安く作れると 3 点揃った、まさに王道と言った感じのデッキだ。その中でもコントロールに耐性を付けたエイトカウンター(《対抗呪文/Counterspell》《堂々巡り/Circular Logic》を各 4 枚)と呼ばれるタイプや、エンチャント破壊を入れる事ができる QR のシナジーを入れたタイプなど微妙に違いはあるものの、同じ括りにして問題ないかと思う。(デッキ選択をすでに青黒の激動に決めていたので大差ないが、ミラーリなどのデッキでは全然変わると思われる)

その他に白緑、サイクリング、サイカトグが続くものと予想していた。

すでにデッキ選択を決めていると書いたが、サイカトグにするか激動ゾンビにするかまでは決めかねていた。なんで青黒にこだわるかと言うと、使い慣れているの一言に尽きる。調整を含めていろんなデッキを使ったが、非常に事故が少なく、去年も同タイプのデッキで予選を勝ち抜いている実績があるためだった。(ゲンカツギの意味合いが大きいですけども)

そんな所に、“まじっ九印ざ・ぎゃざりんぐ”にてカイ・ブッディの翻訳記事(激動ゾンビ)を読ませて頂き、これを元に現在のメタに合わせて調整をしていこうと決めた。調整に時間をかけられないという私情があったため、この時点からデッキを決め、細部の調整に入らないといけなかった。

そんなんで、できたデッキがこれ。

Upheaval Infestation - Yutaka Hiroaki

0 Creatures 4 対抗呪文/Counterspell 2 魔力の乱れ/Force Spike 1 記憶の欠落/Memory Lapse 3 堂々巡り/Circular Logic 4 燻し/Smother 4 無垢の血/Innocent Blood 1 恐ろしい死/Ghastly Demise 1 チェイナーの布告/Chainer's Edict 3 強制/Compulsion 4 行き詰まり/Standstill 3 狡猾な願い/Cunning Wish 2 激動/Upheaval 2 ゾンビの横行/Zombie Infestation
34 Spells 10 島/Island 4 沼/Swamp 4 地底の大河/Underground River 2 ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs 4 孤立した砂州/Lonely Sandbar 2 汚染された三角州/Polluted Delta
26 Land 60 Total Cards
 1  冬眠/Hibernation
 1  枯渇/Mana Short
 1  蒸気の連鎖/Chain of Vapor
 1  占骨術/Skeletal Scrying
 1  現実の修正/Alter Reality
 1  洞察のひらめき/Flash of Insight
 1  恐ろしい死/Ghastly Demise
 1  チェイナーの布告/Chainer's Edict
 3  サイカトグ/Psychatog
 4  強迫/Duress

15 Sideboard Cards

《好機/Opportunity》《占骨術/Skeletal Scrying》に関してはすごく悩んだが、生物を丹念に除去する事によりライフの損失はほとんど無い事は解っていたため、《占骨術》を使うことに決定。これは 1 発目の《狡猾な願い/Cunning Wish》でほとんどの持ってくるカードで、2 枚でも 3 枚でも構わず打つことにより、除去スペルを引くことができ、《行き詰まり/Standstill》に繋げる事ができる優秀なドロー源になる。

東京1次予選終了

当日の朝、ネットをチェックしていると 1 次予選の結果がすでにネット上にアップされていたので、ザッと目を通していると、青緑が圧倒的に数が多いのが第一印象だった。4 割にも上る数がいるとなると、9 回戦だと少なくとも 3 回は当たる計算になる。(上位にもいるため、いつ当たってもおかしくない)

また、白緑も上位にはいなかったにしろかなりの数が多いと判明し、サイクリングやミラーリなどのコントロールデッキがほとんど存在しないという予想外な状態だったため、2 次予選では除去スペルを増やして望んだ。

Upheaval Infestation - Yutaka Hiroaki / Finals 2002 QT-East 2nd *1st*

0 Creatures 2 魔力の乱れ/Force Spike 2 記憶の欠落/Memory Lapse 4 対抗呪文/Counterspell 2 堂々巡り/Circular Logic 2 恐ろしい死/Ghastly Demise 4 燻し/Smother 4 無垢の血/Innocent Blood 2 チェイナーの布告/Chainer's Edict 3 狡猾な願い/Cunning Wish 4 行き詰まり/Standstill 2 強制/Compulsion 2 激動/Upheaval 2 ゾンビの横行/Zombie Infestation
35 Spells 8 島/Island 6 沼/Swamp 4 孤立した砂州/Lonely Sandbar 3 地底の大河/Underground River 2 ダークウォーターの地下墓地/Darkwater Catacombs 2 汚染された三角州/Polluted Delta
25 Land 60 Total Cards
 1  魔力の乱れ/Force Spike
 1  蒸気の連鎖/Chain of Vapor
 1  恐ろしい死/Ghastly Demise
 1  堂々巡り/Circular Logic
 1  枯渇/Mana Short
 1  冬眠/Hibernation
 1  占骨術/Skeletal Scrying
 1  洞察のひらめき/Flash of Insight
 3  強迫/Duress
 2  サイカトグ/Psychatog
 1  強制/Compulsion
 1  未来予知/Future Sight

15 Sideboard Cards

黒コンの数が少ない、結果を残せていないために《たい肥/Compost》をサイドに入れていないタイプも多く存在すると踏んで、《現実の修正/Alter Reality》を抜き、調整段階において場に出すことさえ成功すればどんなデッキにも勝てる《未来予知/Future Sight》をサイドに入れた。これはエンチャント破壊を入れてこないと思われる相手に必ずサイドインさせていた。(一度も場には出なかったが……)

《魔力の乱れ/Force Spike》は後攻の場合に《行き詰まり》と変更するために無理やりな感は否めなかったが、他に有効なサイドを思いつかなかったのでそうすることにした。

トーナメントレポート

メタゲーム、デッキ構築に全力を傾ける事ができたために不安は全く無く、すごくリラックスできた状態で大会に参加する事ができました。これは非常に良い事であり、マジック以外の全ての事に関して言える事でもあります。

そして、東京2次予選が始まった。

1回戦目 青緑マッドネス ○-×-○

相手の事故により初戦を頂く。

2 戦目は相手が緑マナを《真鍮の都/City of Brass》《ケンタウルスの庭園/Centaur Garden》からの供給によりダメージを喰らうが、《サイカトグ/Psychatog》で殴りモードに入る前に《千足虫/Gigapede》が除去しても除去しても現れ、《サイカトグ》と睨めっこ状態になったが後続を出され、《激動/Upheaval》を引く前に押し切られる。

3 戦目の初手が

《対抗呪文》《対抗呪文》《無垢の血/Innocent Blood》《無垢の血》《恐ろしい死/Ghastly Demise》《沼/Swamp》《沼》

ここでプレイすると《行き詰まり》《島/Island》と引いてくる。《無垢の血》を連打する事により、《行き詰まり》を張りそのドローが《行き詰まり》《無垢の血》《島》

行き詰まりが完全に機能し、あとはいつ《激動》を引いていたので《サイカトグ》《ゾンビの横行》を引くかにかかったが、ここで追加 5 ターン。

《狡猾な願い》から《洞察のひらめき/Flash of Insight》を持ってきて、X=0 で墓地に落とし、フラッシュバックを全力で打つ。……が、何もない。

追加 1 ターン目で《激動》を打たないと《ゾンビの横行》では殴りきれないため、《狡猾な願い》からリムーブした《洞察のひらめき》を再度持ってきて全力で打つと、そこには《サイカトグ》ではなく、《ゾンビの横行》が……。

他に特にほしいスペルはないので一応確保し、最後のドローにかけるも《サイカトグ》は引けず。が、とりあえず《激動》《対抗呪文》で通し、残り黒 1 マナの状態で通る事が確定になった時に、相手は負けることは無いと踏んだのか遊びでマナを全部出す。

おもむろに《ゾンビの横行》

相手、凍る。

相手が致命的なミスを犯した事により、引き分けスタートがなくなりましたとさ。

2戦目 罠橋バーン ○-×-○

インスタント火力満載の罠橋バーン。非常に相性は悪いモノの、ダメージ計算をしっかりすることにより残りライフ 3 できっちり勝利。

サイド後も、除去スペルがデッキの中に残ってるという中途半端な状態のままスタート。《占骨術》も有効に使いにくいために非常につらいマッチアップなのだが、《サイカトグ》《行き詰まり》が機能して 3 戦目をなんとか勝利。

3戦目 ゴブリンスライ ○-×-○

このマッチアップは実は一度もしたことの無い相手だったのだが、《無謀なる突進/Reckless Charge》を注意しながら常にインスタント除去を持ってるようにプレイしてたらあっさり勝利。

2 戦目は土地事故の上に、相手がかなりの回りでどうしようもなく……。

4戦目 青緑マッドネス(狡猾な願い Ver) ○-○

《狡猾な願い》《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》入りの共鳴者が機能しなくても、戦えるように調整したタイプ。

1、2 戦とも相手が色マナが思うように揃わないまま、出てきた生物を確実に除去し《激動》《ゾンビの横行》で無難に勝利。

5戦目 青緑マッドネス(QR シナジー、狡猾な願い Ver) ○-×-×

唯一負けた相手。理由?……それは《たい肥》を 2 ターン目にきっちり張られたからです。

《狡猾な願い》から《蒸気の連鎖/Chain of Vapor》で戻し、粘ることはできても後続を《物静かな思索/Quiet Speculation》からの《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》 3 体を捌ききれず、撃沈。3 戦目は頼みの綱の《激動》を引くが、《堂々巡り》されて、何もできずに押し切られる。

6戦目 ゴブリンスライ ○-○

相手が《行き詰まり》相手のプレイングを知らないせいか、終始有利にゲームを進める事ができた。何をされても、解決策が手札にありなんなく勝利。除去の枚数が多いせいか、ゴブリンスライには全く問題無い対戦成績をおさめる事ができる。

《行き詰まり》後、何もせずに相手の土地の方が多くなった時はさすがにビビリましたが。(笑)

7戦目 バーンステロ(罠の橋、赤願い入り Ver) ×-○-○

これがもっともきつい対戦だった。なんせ、前環境でもずっとサイカトグを使っていたが大会で勝った事のないマッチアップだったからである。

1 戦目は《激動》無しでの《ゾンビの横行》で攻めるも、《罠の橋/Ensnaring Bridge》《蛮族のリング/Barbarian Ring》がどうしようもなく負け。

2 戦目は丹念に生物を除去することができ、《激動》《ゾンビの横行》を決める。その後《一瞬の平和/Moment's Peace》を 2 回打たれたが、《魔力の乱れ》《堂々巡り》により完封。

3 戦目は前環境でもっとも得意としていたサイカビートのスタイルに持ち込む事ができ、フルタップを見計らってのフルパンプにより勝利。手札の《孤立した砂州/Lonely Sandbar》が相手の計算を狂わす事ができ、残りライフが少ないながらも相手のライフちょうどを削ることに成功。

8戦目 白緑(タッチ青) ○-○

相手が土地事故気味。確実に除去(or カウンター)する事ができ、有利な状態を終始維持。

《生ける願い/Living Wish》を打ってきたので、《起源/Genesis》を持ってくるのだろうと想像に難くなかったが、毎ターンマナを使う事により 1 ターンに 2 アクションを起こし難い状態になるため許可することに。《狡猾な願い》から《占骨術》につなげ、膨大な手札の量から、《激動》《ゾンビの横行》でトークンを 10 体作成して 1 ターンで決める。

2 戦目もほとんど同じ状態。中盤に《生ける願い》から《起源》を持ってこられるも、1 戦目と同じで手札に余裕があったために通しただけなので苦も無く《占骨術》からの《激動》で勝ち。

9戦目 激動ゾンビ(No-《狡猾な願い》 Ver) ○-○

21 Point 同士の争い。オポはこちらが低かったので、ID しても抜けられるかどうか微妙なためガチンコ勝負をすることに。後から計算をしっかりすると ID していれば両方とも抜けられる事が判明したが、お互いに計算方法に疎かったために勝負をしてしまった。

1 戦目はこちらが《強制/Compulsion》を序盤に張る事ができ、こちらだけ異常な速度で土地が並ぶ展開になり、青対青の結論として土地が並ぶと勝てるのは常識。《綿密な分析/Deep Analysis》を打つのにスタックで《狡猾な願い》《枯渇/Mana Short》を放ちカウンター合戦を勝利するものの、《激動》を引いていないために《狡猾な願い》から《洞察のひらめき》を持ってきて、《強制》で墓地に送り込みフラッシュバックにて引いてこようとするが、そこには《激動》の姿は無い!

相手の《激動》をカウンターできるマナだけ残して、泣く泣くターンを譲るも相手は何も出来なかったため、ターンエンドに《狡猾な願い》をキャストして《枯渇》を持ってきて、残りライブラリーが 8 枚(知らない部分のみ)だったのでメインで《枯渇》から《強制》を 2 回起動して、待望の《激動》を手に入れ勝利。

勢いに乗ってると全く動きが違う。

2 ターン目、《魔力の乱れ》のバックアップの元に《強迫/Duress》。3 ターン目に《強制》をキャストし難なく通す。そうすると勝負にはなりません。相手は《綿密な分析》で手札の枚数を増やすも、《サイカトグ》をどうしようもない状態。一度《激動》を通されるもマナを使わせたので、超先攻を取られる事もなく淡々と土地を並べあう展開になる。

が、そこでも《強迫》が突き刺さる。安全を確認した上での《サイカトグ》が相手を蹴散らし Finals 予選を突破することができた。

そして本戦へ

会場を見渡していた限りでは、本戦出場プレイヤーも見に来ていたのでかなり青黒はメタられていく事と予想される。しかし、3 次予選の結果まで見る限りでは白緑やミラーリ、青白緑パーミッションなど様々なデッキが抜けているために去年の石田格氏のような極端な青メタなデッキは存在しないと思われる。

が、今後の予選でサイカトグ、激動ゾンビ、青白緑パーミッションが好成績を残しつづけられるならばそのような事が起きるかもしれない。

本戦参加者にとってはすでにメタゲームにおける駆け引きが始まっており、参加できなかった方はその駆け引きについても楽しんでほしい。

私は予選と同じ激動ゾンビで出ようと思っている。これはもっとも手に馴染んだデッキだし、平日に全く調整できない私情のためである。が、メタられても負けるほど弱くは無いデッキであると信じている。

エクステンデットの調整も必要なのだが……。

あとがき

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

チームメイト(と呼べる程ではないが)の協力のおかげで予選を勝ち抜く事ができ、本当に感謝しております。また、Peak Magic の投稿も参考にしながらの調整をしていましたので、今後このレポートを読むことにより私のようなプレイヤーが出ることを心から望んでいます。

ありがとうございました。

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