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リミテッド・脱初心者講座 第8回・補足編「《喧嘩屋》の効能」

2003/06/01 23:52更新

リミテッド・脱初心者講座 第8回・補足編「《喧嘩屋》の効能」

Written by 吉川祐輔

先日掲載された第8回「レギオン・注目カード~テンポの観点から~」の中で、《腐れざる喧嘩屋/Embalmed Brawler》の項の文が分かりづらいと、某所でお叱りを受けました。しかも、その後の修正を依頼し、変更して頂いたにもかかわらず、全然読みやすくなっていないとのことでした。

この事実を受け止めるとともに、この場を借りて同記事の補足をさせて頂きたいと思います。

状況

フォーマットはオンスロート・オンスロート・レギオンのブースタードラフトでした。

1 パック目のファースト・ピック、私は《恐怖布の急使/Frightshroud Courier》《鞭縄使い/Whipcorder》との 2 択で非常に迷いながらも、色としての強さを考慮して前者を選択しました。

Exalted Angel
こいつが表になれば勝てる

そして流れてきた次のパックを見ると、《エイヴンの兵団長/Aven Brigadier》の姿がありました。このカードは色拘束こそきついものの、ドラフトの序盤で取れればその後の流れを決定付けることができる優秀なカードである、ということは皆さんもご承知の通りです。私は先程の選択を後悔しましたが、今となっては仕方ないのでここから白中心に進むことを決心しました。(これについては異論もあるでしょうが今回の本題ではないのでご容赦下さい。)

1 パック目のその後は、《間に合わせの鎧/Improvised Armor》《魂を見つめるエイヴン/Aven Soulgazer》などを確保し、白中心のピックを進めていきました。他にはめぼしいカードが無かったため、2 色目はまだ決定されていません。

そして 2 パック目、なんと《賛美されし天使/Exalted Angel》が降臨します。もちろん喜んでピックするのですが、先程の《鞭縄使い》の影響で下のプレイヤーも白を選択しており、その後の流れが良くなりません。ただ《残酷な蘇生/Cruel Revival》《ただれたゴブリン/Festering Goblin》が比較的遅い順目で確保できたため、黒への流れは見えてきていました。

ここまでがオンスロート 2 パックのドラフトを終了した時点での状況です。「鳥・兵士」以外の部族は意識せず、特にクレリックを活かせるカードはありませんでした。

必要条件

ここまでで確保できたレアが強力なため、無事これらに繋げることができれば勝ちが見えてきます。しかしながら、そこまで耐えるには地上戦力、特に 3 マナ以下のクリーチャーが明らかに不足していました。《鞭縄使い》の不在を嘆きますがそれは致し方なく、もちろん《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk》はおろか、《栄光の探求者/Glory Seeker》もありません。

いかに序盤を耐えられるクリーチャーを得るか、それがレギオンでの課題でした。

そこで登場したのが《腐れざる喧嘩屋》です。ここまでにピックしたゾンビは決して多いとは言えませんでしたが、まだこのカードの価値が定まっていないことと、レギオンがスモール・エキスパンションであることを考慮に入れると、このカードが機能するだけの枚数、即ち「キャスト時に最低 1 枚のゾンビが手札にある」という条件を満たす枚数のゾンビを集めることができそうだと考え、3 手目という早めに 1 枚目をピックしました。

結果、予想以上に《喧嘩屋》は出現し、最終的に 4 枚もの《喧嘩屋》をピックすることができました。これに先述の《ただれたゴブリン》《恐怖布の急使》を加え、デッキには 6 枚のゾンビが入りました。はじめは《アヌーリッドの濁り水潜り/Anurid Murkdiver》のメイン投入も考えたのですが、このくらいあれば十分に《喧嘩屋》を機能させることができると判断し、これはサイドに落としました。実際、《喧嘩屋》のキャスト時にゾンビが全くいないということはほとんど皆無でした。

結局、このドラフトは《天使》の力で 3 勝することができました。しかしそこまで耐えることができたのも、《喧嘩屋》のお陰だと考えます。

《腐れざる喧嘩屋》の効能

Embalmed Brawler
変異の前に立ちはだかる

さて、このカードには「腐れざる喧嘩屋が攻撃かブロックに参加するたび、あなたは腐れざる喧嘩屋の上に置かれている +1/+1 カウンター 1 個につき 1 点のライフを失う。」というデメリットがあります。普通に殴り合っていたのでは、たとえいくつカウンターが乗っていようとも、ただの 2/2 クリーチャーとダメージレース的には一緒です。

しかしながら、今回私が期待していたような「壁」としての役割なら、このカードを十二分に活かせるのではないかと考えます。即ち、変異クリーチャーの攻防である第 3 ターンに《喧嘩屋》をカウンターが一つ乗った 3/3 の状態で出すことで、戦闘のイニシアチブを取ることができるのです。もちろん、変異させることで 3/3 に打ち勝てる《乱打する岩角獣/Battering Craghorn》などもいますが、変異させない限りはこちらが一方的に生き残ります。よって大概の場合、対戦相手は第 4 ターンの攻撃をためらうでしょう。このことが重要だと考えます。特に、自分が後手の場合ならなおさらです。

決してファッティなどではなく、かといって堅いだけの壁ではない、「攻撃的な防御クリーチャー」としての使い方が《喧嘩屋》の力を一番引き出せるのではないでしょうか。

お礼と反省

私は、自分がプレイヤーとしても、文章を書く者としても未熟であることを、今回の件で改めて思い知らされました。何時の間にか妙な慣れが生じ、偉そうな態度を取っていたことにも気づきました。指摘をしていただいたことに対し、この場を借りてお礼とお詫びを申し上げたいと思います。

しかしながら、そのお陰で自分が期待している《腐れざる喧嘩屋》について詳しく説明することができました。

今後も、より一層良い記事を書いていけるよう、鋭意努力していきます。そのためにも、ご意見・ご感想・ご指摘をお待ちしております。

では、改めて次の記事でお会いしましょう。

yossy54@lycos.jp

Tags: Strategy
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