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リミテッド・脱初心者講座 第10回「新たなる秩序~グランプリ・ボストンより~」

2003/06/02 00:30更新

リミテッド・脱初心者講座 第10回「新たなる秩序~グランプリ・ボストンより~」

Written by 吉川祐輔

先週末、アメリカ・ボストンとスペイン・セビリアにてグランプリが開催されました。

レギオン導入後初のビッグイベントということで、「オンスロート+レギオンの環境の秩序」が構築される第一歩が踏み出されたのです。

今回は、「ドラフトの秩序はどう変わったのか?」をテーマに、グランプリ・ボストンの 2 日目に行われたブースタードラフトを例にとって考察していきたいと思います。

ドラフト分析

Looking at Draft One(by Jun-Wei Hew)、及び Looking at Draft Two(by Jun-Wei Hew) より

色の組み合わせでは黒緑がのべ 32 人(全体の 4 分の 1 強)と最多数を占める結果になりました。強固なビーストと除去の組み合わせは、依然として衰えぬ人気を持っていたのです。

しかし、多くのプレイヤーが黒緑を指向し、卓に多くのライバルを抱えた結果、1-2 を記録したプレイヤーが 16 人、合計成績が 42-56-1 と全体的に振るわないものになってしまいました。(下表参照)

一方で、好成績を残したのが白系のデッキです。特に白青はセカンドドラフトでしか見られなかったものの、全員が 2-1 以上の成績を残しました。タッチ赤(というか《溶岩使いの技/Lavamancer's Skill》)は以前も見られましたし、今回もそう組むプレイヤーもいましたが、白青 2 色でこんなにも好成績が残せるとは、私は思ってもみませんでした。

もう一つの除去色である赤系は総じて堅調な結果を残し、どの色との組み合わせも見られる柔軟さは健在と言えます。今回割を食ったのが緑で、全ての組み合わせで負け越しと、人気が仇となった形になってしまいました。

以下集計表を掲載します。

色の組合せのべ人数割合3-02-11-20-3その他の成績合計成績勝率
黒緑3225.2% 4 716 2なし42-56-142.9%
白赤1814.2% 2 7 6 01-1-126-21-155.3%
青赤1713.4% 4 3 4 31-1-1,1-1-1 23-22-251.1%
赤緑1713.4% 0 8 5 31-1-122-28-144.0%
白黒1411.0% 1 8 3 10-2-1,1-0-2 23-19-354.8%
黒赤12 9.4% 1 4 5 11-1-117-18-148.6%
白青 5 3.9% 1 3 0 01-0-210-3-276.9%
青緑 5 3.9% 0 4 0 1なし8-753.3%
青黒 2 1.6% 0 2 0 0なし4-266.7%
白単 2 1.6% 0 2 0 0なし4-266.7%
白緑 1 0.8% 0 1 0 0なし2-166.7%
黒単 1 0.8% 0 1 0 0なし2-166.7%
緑単 1 0.8% 0 0 0 01-1-11-1-150.0%

Aven Redeemer
攻めて良し守って良し

タッチ色は分類せず、メインカラーのみにおいて集計を行いました。

白系の躍進は、人気がなくドラフトしやすかったということもあるでしょうが、「駒が揃ってきた」と表現できるのかもしれません。限定的ながらシステムクリーチャーや大型クリーチャーに対処できる「挑発」付きクリーチャー、もしくは《不快な助祭/Vile Deacon》《秘密調査員/Covert Operative》といった白と組み合わせて強い中堅の攻撃陣、そしてより汎用的なヒーラーである《エイヴンの救い手/Aven Redeemer》を得て、白は序盤のクロックを維持しやすくなったのです。

一方で緑系は人気による色被りの弊害だけでなく、クリーチャー陣が軒並み重い(そして主力には変異を持っていないものが多い)ために出遅れてしまうという事実が勝利を阻んだのではないでしょうか。実際のところ、緑の人気が適正になり、正しいドラフト法が判明してくれば、それは簡単に覆る気もします。

デッキ代表例

さて、ここからは例によって実際にドラフトされ構築されたデッキを見ていくことにします。題材は Draft 1's 3-0's(by Josh Bennett) より引用致しました。

白赤 by Jon Becker

GP Boston, Draft 1 - Jon Becker 3-0
 1  圧倒する防衛者/Daunting Defender
 3  急降下爆撃兵/Dive Bomber
 1  栄光の探求者/Glory Seeker
 1  草原の十字軍/Grassland Crusader
 1  疾風衣の侵略者/Gustcloak Harrier
 1  突進する石背獣/Charging Slateback
 1  ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
 1  脅迫するオーガ/Menacing Ogre
 1  詮索好きなゴブリン/Nosy Goblin
 1  エイヴンの救い手/Aven Redeemer
 1  エイヴンの戦鷹/Aven Warhawk
 1  冷静なチャンピオン/Stoic Champion
 1  羽ばたく戦士/Wingbeat Warrior
 2  冠毛の岩角獣/Crested Craghorn
 1  溶岩スリヴァー/Magma Sliver
 1  尾根の頂の猛禽/Ridgetop Raptor

19 Creatures 2 新たな信仰/Renewed Faith 1 陽光の香油/Sunfire Balm 1 ショック/Shock
4 Spells 9 平地/Plains 8 山/Mountain 1 隔離されたステップ/Secluded Steppe
18 Land 41 Total Cards
 1  激浪の研究室/Riptide Laboratory
 1  霊体の地滑り/Astral Slide
 1  ダールの騎兵/Daru Cavalier
 2  疾風衣の走り手/Gustcloak Runner
 1  正義の理由/Righteous Cause
 1  共同の一撃/Unified Strike
 1  記憶の彼方/Fade from Memory
 1  魂無き者/Soulless One
 1  吸心/Syphon Mind
 1  吸魂/Syphon Soul
 1  卑劣なアヌーリッド/Wretched Anurid
 1  蹴爪のクズリ/Spurred Wolverine
 1  無頓着の波/Wave of Indifference
 1  エイヴンの戦鷹/Aven Warhawk
 1  低地の足跡追い/Lowland Tracker
 1  セファリッドの抜け道魔道士/Cephalid Pathmage
 1  きらめく翼の発動者/Glintwing Invoker
 2  ゴブリンの監視人/Goblin Lookout
 1  狩人スリヴァー/Hunter Sliver

21 Sideboard Cards

どの色とでも組める赤を先に固定し、第2色を模索する形の白赤デッキになっています。周りに合わせた、柔軟なドラフティングが出来るのが赤の強みでしょう。

このデッキでは、2 マナ域から始まる兵士のビートダウンが堅実で、これこそがまさに白赤の生命線です。また、《正義の理由/Righteous Cause》を押しのけてまで入っている《詮索好きなゴブリン/Nosy Goblin》は、変異誘発型能力持ちクリーチャーへの回答となり得るのかもしれません。

黒緑 by Mike Flores

GP Boston, Draft 1 - Michael J. Flores, 3-0
 2  アヌーリッドの濁り水潜り/Anurid Murkdiver
 1  うろつくセンザンコウ/Prowling Pangolin
 1  樺の知識のレインジャー/Birchlore Rangers
 1  千足虫/Gigapede
 1  クローサの大牙獣/Krosan Tusker
 1  毒吐きゴルナ/Spitting Gourna
 1  ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf
 1  ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald
 1  アフェットの駆除屋/Aphetto Exterminator
 1  ブロントセリウム/Brontotherium
 2  梢を這うもの/Canopy Crawler
 1  クローサのむさぼり獣/Krosan Vorine
 1  針撃ちゴルナ/Needleshot Gourna
 2  野生の守護人/Patron of the Wild
 1  森林守りのエルフ/Timberwatch Elf

18 Creatures 1 アフェット式底ざらい/Aphetto Dredging 1 戦慄の葬送歌/Dirge of Dread 1 燻し/Smother 1 爆発的植生/Explosive Vegetation
4 Spells 9 森/Forest 7 沼/Swamp 1 やせた原野/Barren Moor 1 平穏な茂み/Tranquil Thicket
18 Land 40 Total Cards
 1  空からの援助/Airborne Aid
 1  狡猾な抜け道魔道士/Crafty Pathmage
 1  イクシドールの意思/Ixidor's Will
 1  アフェット式底ざらい/Aphetto Dredging
 1  苦難の魔除け/Misery Charm
 1  解体するオーグ/Butcher Orgg
 1  ドワーフの爆風掘り/Dwarven Blastminer
 1  熱病の魔除け/Fever Charm
 1  ゴブリンの紅蓮術士/Goblin Pyromancer
 1  大群を産むナントゥーコ/Broodhatch Nantuko
 1  エルフの案内/Elvish Guidance
 1  共生するエルフ/Symbiotic Elf
 1  根囲いの壁/Wall of Mulch
 1  奇妙な収穫/Weird Harvest
 1  ワイアウッドの伝令/Wirewood Herald
 1  板金スリヴァー/Plated Sliver
 1  セファリッドの抜け道魔道士/Cephalid Pathmage
 1  超大なベイロス/Enormous Baloth
 1  いらつき甲虫/Vexing Beetle
 1  スカークの先導/Skirk Outrider
 1  ゾンビの粗暴者/Zombie Brute

21 Sideboard Cards

「黒緑の勝負は後半戦から」を強く意識した構成になっています。

18 枚の土地に《ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf》《爆発的植生/Explosive Vegetation》といったマナベースを充実させ、相手より先に「後半戦」に入ろうという意図が見えます。

特筆すべきは 2 枚の《アヌーリッドの濁り水潜り/Anurid Murkdiver》でしょう。卓に多いであろう黒に対するキラーカードであるとともに、《梢を這うもの/Canopy Crawler》を増幅する役目も持ちます。火力以外では除去しづらい《濁り水潜り》は、これからの黒緑では欠かせない存在になるのかもしれません。

白黒 by Lucas Glavin

GP Boston, Draft 1 - Lucas Glavin, 3-0
 1  戦場の衛生兵/Battlefield Medic
 1  天然の城塞/Crude Rampart
 1  ダールの槍騎兵/Daru Lancer
 2  栄光の探求者/Glory Seeker
 1  疾風衣の侵略者/Gustcloak Harrier
 1  疾風衣の散兵/Gustcloak Skirmisher
 1  鉄拳の破壊者/Ironfist Crusher
 1  雨ざらしの旅人/Weathered Wayfarer
 1  鞭縄使い/Whipcorder
 1  ただれたゴブリン/Festering Goblin
 1  にやにや笑いの悪魔/Grinning Demon
 1  金切り声のノスリ/Screeching Buzzard
 1  エイヴンの救い手/Aven Redeemer
 1  死体の収穫者/Corpse Harvester
 1  皮を剥ぐ者/Skinthinner
 2  煙吐く発動者/Smokespew Invoker
 2  不快な助祭/Vile Deacon

20 Creatures 1 新たな信仰/Renewed Faith 1 疑惑の冠/Crown of Suspicion
2 Spells 10 平地/Plains 8 沼/Swamp
18 Land 40 Total Cards
 1  夢彫り刀/Dream Chisel
 1  戦場の衛生兵/Battlefield Medic
 1  畏敬の冠/Crown of Awe
 1  ダールの癒し手/Daru Healer
 1  砂の皮膚/Sandskin
 1  共同の功績/Shared Triumph
 1  グラクシプロン/Graxiplon
 1  諜報網/Spy Network
 1  計略の魔除け/Trickery Charm
 1  堕ちたる僧侶/Fallen Cleric
 1  不敬の祈り/Profane Prayers
 1  腐敗を導く者/Shepherd of Rot
 1  吸心/Syphon Mind
 1  吸魂/Syphon Soul
 1  板金スリヴァー/Plated Sliver
 1  冷静なチャンピオン/Stoic Champion
 1  霧衣スリヴァー/Mistform Sliver
 1  血沸く咆哮獣/Bloodstoke Howler
 1  ゴブリンの闘士/Goblin Grappler
 1  ゴブリンの監視人/Goblin Lookout
 1  果敢なエルフ/Defiant Elf
 1  ハンドルーグ/Hundroog

22 Sideboard Cards

白黒はイマイチ攻めきれない感もあったのですが、白のメインクリーチャーだった《ダールの癒し手/Daru Healer》の上位互換になる《エイヴンの救い手》、サイズに欠けがちな白黒の重要な攻め手になり得る《不快な助祭》、この2体のクレリックが白黒を補強しました。クレリックデッキ同士の対戦だと、《助祭》がとんでもないサイズになることは珍しくありません。

あとは低マナ域の兵士、これは他の白系デッキと一緒です。クレリックに偏らないのが強いクレリックデッキでしょう。また《煙吐く発動者/Smokespew Invoker》は長期戦に耐性をつけ、膠着状態を勝利に導く良いカードです。

白単 by Matt Larson

GP Boston, Draft 1 - Matt Larson, 3-0
 1  カタパルト兵団/Catapult Squad
 2  ダールの騎兵/Daru Cavalier
 2  草原の十字軍/Grassland Crusader
 1  鞭縄使い/Whipcorder
 5  ダールのとげ刺し/Daru Stinger
 1  急襲する鉤爪兵/Swooping Talon
 2  希望の壁/Wall of Hope
 1  白騎士/White Knight
 1  羽ばたく戦士/Wingbeat Warrior

16 Creatures 1 間に合わせの鎧/Improvised Armor 1 平和な心/Pacifism 3 篤信の魔除け/Piety Charm 1 新たな信仰/Renewed Faith
6 Spells 17 地/Plains 1 隔離されたステップ/Secluded Steppe
18 Land 40 Total Cards
 1  空からの援助/Airborne Aid
 2  上昇するエイヴン/Ascending Aven
 1  撹乱するピット魔道士/Disruptive Pitmage
 1  映像の造形者/Imagecrafter
 1  魔道士の悪知恵/Mage's Guile
 1  恍惚の精神/Psychic Trance
 1  あさりまわるウィザード/Rummaging Wizard
 2  エイヴンの賢人/Sage Aven
 1  海の要求/Sea's Claim
 1  計略の魔除け/Trickery Charm
 1  ゴブリンの監督官/Goblin Taskmaster
 1  精力の冠/Crown of Vigor
 1  エルフの案内/Elvish Guidance
 1  帰化/Naturalize
 1  幸運を祈る者/Wellwisher
 1  希望の壁/Wall of Hope
 1  エイヴンの特使/Aven Envoy
 1  秘密調査員/Covert Operative
 1  霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift
 1  ゴブリンの監視人/Goblin Lookout

22 Sideboard Cards

驚異の白単! ちょっとびっくりしました。

普段は信頼性に欠ける《ダールのとげ刺し/Daru Stinger》も、さすがに 5 体(!)集まれば +2 の増幅に加え、複数並ぶことが期待できます。こうなるともう手に負えないでしょう。また《急襲する鉤爪兵/Swooping Talon》は戦場を支配する力を持ちます。

しかしながら、サイドに落ちている《上昇するエイヴン/Ascending Aven》《秘密調査員》などを加えた白青バージョンの方が良かったのでは……と、思ってしまうのは私だけでしょうか。

赤青 by Zvi Mowshowitz

GP Boston, Draft 1 - Zvi Mowshowitz, 3-0
 1  アフェットの錬金術師/Aphetto Alchemist
 1  上昇するエイヴン/Ascending Aven
 1  激浪の生物学者/Riptide Biologist
 1  激浪の多相の戦士/Riptide Shapeshifter
 1  火花鍛冶/Sparksmith
 1  偽皮操り/Dermoplasm
 1  残響の追跡者/Echo Tracer
 1  慧眼のエイヴン/Keeneye Aven
 2  霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift
 1  ひねくれた研究者/Warped Researcher
 2  炎波の発動者/Flamewave Invoker
 1  宝石の手の焼却者/Gempalm Incinerator
 1  皇帝ヘルカイト/Imperial Hellkite

15 Creatures 1 締めつける綱/Choking Tethers 1 うつろう爆発/Erratic Explosion 1 溶岩使いの技/Lavamancer's Skill 1 狙いすましたなだれ/Pinpoint Avalanche 2 ショック/Shock 1 陽光の突風/Solar Blast
7 Spells 9 山/Mountain 7 島/Island 2 孤立した砂州/Lonely Sandbar
18 Land 40 Total Cards
 2  オーラの摘出/Aura Extraction
 1  静寂の連鎖/Chain of Silence
 1  啓蒙/Demystify
 1  撹乱するピット魔道士/Disruptive Pitmage
 1  魔道士の悪知恵/Mage's Guile
 2  霧衣のストーカー/Mistform Stalker
 2  エイヴンの賢人/Sage Aven
 1  諜報網/Spy Network
 1  熱病の魔除け/Fever Charm
 1  不毛化/Lay Waste
 1  思慮無き者/Reckless One
 1  大群を産むナントゥーコ/Broodhatch Nantuko
 1  エイヴンの特使/Aven Envoy
 1  覆い隠しの達人/Master of the Veil
 1  虚空魔道士の弟子/Voidmage Apprentice
 1  宝石の手の汚染者/Gempalm Polluter
 1  狩人スリヴァー/Hunter Sliver

20 Sideboard Cards

奇才 Zvi のデッキは、非常に典型的で堅実な赤青になっています。

今まで《エイヴンの賢人/Sage Aven》が担っていた部分を《慧眼のエイヴン/Keeneye Aven》《霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift》が引き継ぐことにより、中盤での攻撃力が増強されました。あとの構成は従来の赤青と変わりません。ゴブリン少し、ウィザードに《溶岩使いの技》、飛行です。

《偽皮操り/Dermoplasm》はただの変異であると同時に、カードアドバンテージを取ったり《皇帝ヘルカイト/Imperial Hellkite》に変身したりする可能性を持っている面白いカードと言えるでしょう。レアですが……。

赤青 by Gabe Walls

GP Boston, Draft 1 - Gabe Walls, 3-0
 1  映像の造形者/Imagecrafter
 2  霧衣の夢幻/Mistform Dreamer
 2  ゴブリンのそり乗り/Goblin Sledder
 1  刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing
 1  火花鍛冶/Sparksmith
 1  秘密調査員/Covert Operative
 3  霧衣のウミツバメ/Mistform Seaswift
 1  激浪の刻み獣/Riptide Mangler
 1  変容スリヴァー/Shifting Sliver
 1  神経スリヴァー/Synapse Sliver
 1  刀刃スリヴァー/Blade Sliver
 1  泥岩皮の根こそぎ獣/Shaleskin Plower

16 Creatures 1 背教/Backslide 1 まごつき/Discombobulate 1 魔道士の悪知恵/Mage's Guile 2 溶岩使いの技/Lavamancer's Skill 1 狙いすましたなだれ/Pinpoint Avalanche
6 Spells 8 山/Mountain 7 島/Island 1 忘れられた洞窟/Forgotten Cave 1 大闘技場/Grand Coliseum 1 孤立した砂州/Lonely Sandbar
18 Land 40 Total Cards
 1  ダールの騎兵/Daru Cavalier
 1  背教/Backslide
 1  魔道士の悪知恵/Mage's Guile
 1  干渉/Meddle
 1  霧衣の突然変異/Mistform Mutant
 1  鳴き叫ぶウミタカ/Screaming Seahawk
 1  計略の魔除け/Trickery Charm
 1  こじ開け/Break Open
 1  輝石の儀式/Brightstone Ritual
 1  ゴブリンの空襲部隊/Goblin Sky Raider
 1  スカークの探鉱者/Skirk Prospector
 1  エルフの開拓者/Elvish Pioneer
 1  共生するエルフ/Symbiotic Elf
 1  嘲るエルフ/Taunting Elf
 1  雲に届く騎兵部隊/Cloudreach Cavalry
 1  エイヴンの特使/Aven Envoy
 1  セファリッドの抜け道魔道士/Cephalid Pathmage
 1  霧衣スリヴァー/Mistform Sliver
 1  ゴブリンの監視人/Goblin Lookout
 1  針撃ちゴルナ/Needleshot Gourna

20 Sideboard Cards

こちらの赤青は、「スリヴァーの色」である青を存分に活かした構成になっています。

「霧衣」である 5 体の飛行クリーチャーが、重要な攻め手であると同時にスリヴァーとの強力なシナジーを形成します。特に《神経スリヴァー/Synapse Sliver》との組み合わせは、ドロースペルがそうそうない現環境において極悪この上ないものです。

スペルでは、変異誘発型能力を再利用し、タフネス 1 の変異クリーチャーを守れる《背教/Backslide》はこれから重要になってくるものと思われます。

緑黒 by Mark Zajdner

GP Boston, Draft 1 - Mark Zajdner, 3-0
 1  敵意の信奉者/Disciple of Malice
 1  ただれたゴブリン/Festering Goblin
 1  憑依された死者/Haunted Cadaver
 1  ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk
 1  針刺の殴り獣/Spined Basher
 1  大群を産むナントゥーコ/Broodhatch Nantuko
 2  毒吐きゴルナ/Spitting Gourna
 1  共生するエルフ/Symbiotic Elf
 1  樹を跳ねるロリアン/Treespring Lorian
 1  ワイアウッドのエルフ/Wirewood Elf
 1  ワイアウッドの野人/Wirewood Savage
 1  ゴブリンの裏切り者/Goblin Turncoat
 1  墓生まれの詩神/Graveborn Muse
 1  冥府の世話人/Infernal Caretaker
 1  皮を剥ぐ者/Skinthinner
 1  鉤爪の統率者/Caller of the Claw
 1  残忍な先祖返り/Feral Throwback
 1  クローサのむさぼり獣/Krosan Vorine

19 Creatures 1 疑惑の冠/Crown of Suspicion 1 残酷な蘇生/Cruel Revival 1 死の脈動/Death Pulse
3 Spells 8 森/Forest 8 沼/Swamp 2 やせた原野/Barren Moor
18 Land 40 Total Cards
 1  星明りの聖域/Starlit Sanctum
 1  吹きさらしの荒野/Windswept Heath
 1  終末の大砲/Doom Cannon
 1  狡猾な抜け道魔道士/Crafty Pathmage
 1  グラクシプロン/Graxiplon
 1  激浪の多相の戦士/Riptide Shapeshifter
 2  アヌーリッドの濁り水潜り/Anurid Murkdiver
 1  煙霧の連鎖/Chain of Smog
 1  記憶の彼方/Fade from Memory
 1  熱病の魔除け/Fever Charm
 1  路を拓くエルフ/Elvish Pathcutter
 1  エルフの開拓者/Elvish Pioneer
 1  夢生まれの詩神/Dreamborn Muse
 1  きらめく翼の発動者/Glintwing Invoker
 1  激浪の刻み獣/Riptide Mangler
 2  墓所スリヴァー/Crypt Sliver
 2  活性スリヴァー/Quick Sliver
 1  ワイアウッドの養虫人/Wirewood Hivemaster

21 Sideboard Cards

優秀なクリーチャー群、特にレアである《鉤爪の統率者/Caller of the Claw》《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》《残忍な先祖返り/Feral Throwback》を存分に活かした構成です。

スペルが少ないのが気にかかりますが、それだけスペルの重要性が増しているということであり、また一方でこのデッキのクリーチャーの優秀さを物語っているとも言えます。

青の飛行クリーチャーが増えたことにより、《毒吐きゴルナ/Spitting Gourna》などの「蜘蛛」の出番は確実に増えてくるでしょう。

そしてこれから

本当はセビリアの考察も行いたかったのですが、時間の関係上今回はここまでとします。

ここに挙げた形は、現在の理想形ではありますがそれは絶対的なものではありません。構築戦のメタが変転するように、限定戦でもその時々によって強いデッキ、良いドラフトというものは変わっていくものです。

それをあからさまに追うこともありませんが、ブースタードラフトが 8 人のプレイヤーの共同作業である以上、共通の認識というものはどうしても必要になってきます。身内でまったり遊ぶとしても、要らぬ軋轢を生まないためにはある程度の認識が必要になるでしょう。

結局のところ、ドラフトの段階においては「自分が何を必要とし、周りは何を必要としているか」を知っておくことが重要で、その基準はやはりリミテッドのプレイングから生まれるのだと思います。まだまだわからないことだらけです。だからこそ、私はリミテッドに惹かれるのかもしれません。

ご意見・ご感想をお待ちしております。

yossy54@lycos.jp

Tags: Strategy
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