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日本選手権近畿予選レポート

2003/05/18 15:07更新

日本選手権近畿予選レポート

関西予選におけるメタゲーム予想

最初にメタゲームを考えるにあたり一番意識したのが白緑赤サイクリングデッキ。 ファイナル 2002 においてチーム爆雷が使用し好成績を収めたため、近畿圏では特に人気があり他地域よりもメタの上位に位置します。

そして、赤緑ステロイド、白緑、青緑マッドネス、青黒サイカトグ、と全国的に見ても特に変わったとこは無いと思います。 他に気になるデッキとして白青緑ミラーリズウェイクがありますが、8~9 回戦の長丁場において選択するプレイヤーはさほどいないと考えました。

デッキ選択

以上のメタゲーム予想を踏まえたうえで、有利だと判断したデッキはマッドネス、ウェイク、そしてサイクリング。 これら 3 つのデッキは、どんなデッキ相手にもしっかり戦える、予選通過を狙うにあたりとても魅力的なデッキ達です。

そして、練習にかけられる量と時間を考え、最終的にマッドネスを選択しました。

まぁ正直な所、オンラインで作れる&練習できるデッキがこれしか無かったという話もちらほら……(笑) 普段からコンボデッキや地雷デッキを好む僕としてはウェイクを選択したかったところなんですが。 なもんで当日、会場ではみんなに「えっ、マッドネス!?ウェイクじゃないん?」と連発されました(^^;

デッキ構築

まずデッキを見渡して一番気になるのが、『 3 』という中途半端な数字の多さ。

なぜそうなったかと言いますと、調整段階で同系を完全に切るか、どうか決めたことです。 要はデッキを尖らせるかどうかの選択ですが、同系と白緑にしっかり勝てるよう丸く仕上げることにし、おかげで『 3 枚がたくさん』のデッキに……。

それでは、主なカードについて説明していきます。

《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》

普通 4 枚以外あり得ないじゃないか?、と思われるでしょう。 ですが、こいつはサイド行き人気 No.1 カードなんです(笑)

メインで本当に必要な相手はサイカトグの《激動/Upheaval》に対するとき。 他に活躍する嬉しい場面ってのが、ステロイドの先行《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》に対し、2 ターン目チャンプブロックしてパンプしてきたら万々歳(笑)、ってな感じ。

しかし、0 枚にする勇気はさすがにあるはずもなく(^^;

《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》

こいつは同系、白緑に対する必須カードのうちの一つです。 しかし、それ以外の相手には大抵紙屑同然の扱いになるので、メタゲームを読んだうえで採用するかどうか悩んでしまいますね。

《アクアミーバ/Aquamoeba》

マッドネスに必要不可欠な共鳴者であり、2 マナでタフネスが 3 と黒や赤の除去に対して《野生の雑種犬/Wild Mongrel》の身代わりになってくれたりするナイスクリーチャー。 また遅いデッキに対してパワーが 3 になる 2 マナクリーチャーはやっぱり偉大です(^^)

《天啓の光/Ray of Revelation》《綿密な分析/Deep Analysis》

この 2 つのカードは現在の環境においてメイン必須カードだと考えています。 無駄になる相手が少なく、特に前者は勝利へと導いてくれるケースの多いカードです。 《霊体の地滑り/Astral Slide》《象の導き/Elephant Guide》《強制/Compulsion》《ゾンビの横行/Zombie Infestation》《ミラーリの目覚め/Mirari's Wake》などなど。 メインで使ってみて初めてその強さが分かると思います。

後者はデッキにスペースができれば、是非枚数を増やしたいカードの一つです。 カードが引けるというのは、当たり前のことですがやはり強いものです(^^)

《霊気の噴出/AEther Burst》

同系やクリーチャーデッキ以外にも、しっかり活躍してくれるのがこのバウンスカード。特に同系と白緑に対しての勝率を UP してくれます。 必須という訳ではないですが、個人的お気に入りカードです。

《千足虫/Gigapede》

こいつは是非サイドに 1 枚は取っておきたい超ナイスガイ。 サイクリング、サイカトグや黒コンに対して、この 1 枚が勝利の鍵となることが多いです。 できれば 2 枚入れたかったですね。 何気にステロイド相手に《脅しつけ/Threaten》されない永久相打ち要員としてサイドインしたりもするし。

《クローサ流再利用/Krosan Reclamation》

リアニメイト対策、及び同系、白緑、ステロイドや赤単のフラッシュバックスペルやインカーネーション用に。 たまに電波でサイクリングのタウンズフォーク用に入れてみたりも!?

予選当日

Round 1 Sakaki Takayoshi 赤緑ステロイド ○-×-○

第1ゲーム

相手先行《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》、こちらは 1 マリガンとお先真っ暗スタート。

4 ターン目《野生の雑種犬》《激発/Violent Eruption》《日を浴びるルートワラ》《アクアミーバ/Aquamoeba》を除去られる。 返しのターン、《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》をフラッシュバックで、相手も《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》をキャスト。 次ターン、取っておいた《雑種犬》をキャストし手札には《天啓の光/Ray of Revelation》《尊大なワーム/Arrogant Wurm》×2。

そして相手が《象の導き》をキャストしたところで事件発生!! ふと場が気になりパーマネントの数を数える……、勘違いかもしれないがジャッジを呼んでみる……、状況を説明し……、すいません勘違いでした!? あぁ~、やってしまいました、ほんと失礼な事をしてしまいました(泣) この場をお借りして改めて謝りたいと思います、ほんとすみませんでした(T_T)

デュエルのその後はと言うと、《エルフ》× 3 《ルートワラ》《雑種犬》《ケンタウルス》追加の《ルートワラ》の 2 度に渡るフルアタックを《尊大なワーム》× 2 でかわし、ライフ 3 を残し辛くも勝利しました。

SIDE OUT
《ルートワラ》《マーフォーク》×3
SIDE IN
《アクアミーバ》《千足虫》《霊気の噴出》《帰化》
第2ゲーム

またもマリガンを宣言。そして早々に膠着したかと思えば、《罠の橋/Ensnaring Bridge》のご登場(^^; トップデック勝負か!?、と思いきやあっさりフェッチランドからのワンカット後、《渋面の溶岩使い/Grim Lavamancer》をトップから(泣)

残り時間 10 分を切って第 3 ゲームへ。

SIDE OUT
《ルートワラ》×2
SIDE IN
《再利用》《帰化》
第3ゲーム

ゲームが終わるまでに見たカード《森》×2 《島》×2 《アクアミーバ》《雑種犬》《綿密な分析》《霊気の噴出》《物静かな思索》《ワームの咆哮》《帰化》《堂々巡り》(笑)

Round 2 Tsunoda Kotaro 白緑タッチ《争乱の崖地》 ×-○-○

第1ゲーム

またもこちらはマリガンから《雑種犬》、相手は《極楽鳥/Birds of Paradise》《藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper》と好発進。 《象の導き》《霊気の噴出》《幻影のケンタウロス》《堂々巡り》してやっと一息ついてみる。

しかし《幻影のケンタウロス》 2 号、《生ける願い/Living Wish》から《栄光/Glory》、モーフクリーチャーキャストと連続トップデックされ負け~。

SIDE OUT
《アクアミーバ》《ルートワラ》×3
SIDE IN
《マーフォーク》《霊気の噴出》《再利用》《対抗呪文》
第2ゲーム

お互い《雑種犬》を出したところで、《争乱の崖地》から《アヌーリッド》登場!! 次ターン、《山》をセットし 2 体でアタックしてきたところを《尊大なワーム》をマッドネスで召喚して《雑種犬》と共にダブルブロック。 ここで相手の勘違いからカード 3 枚分のアドバンテージを稼ぎ出し、かなり有利な場を構築することに成功。

その後《霊気の噴出》などで時間を稼ぎつつ《不可思議/Wonder》で飛んだ《雑種犬》《尊大なワーム》が襲い掛かりそのまま勝利。

第3ゲーム

ここで悪夢のダブルマリガンスタート……、でしかも土地が《森》×2 だけと終了の予感。 しかしドローが《島》《不可思議》で飛ばした《雑種犬》で殴りつつ《アヌーリッド》に《象の導き》《霊気の噴出》でなんとかなりそう!?

そう思った瞬間、なんと相手の土地が 3 枚でストップし、そのまま勝ってしまいました(^^) 手札には《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》×2 などなどありまして、4 枚目引かれていたら確実にあの世行きでしたね。

Round 3 Yoshioka Yasuyuki 黒単クレリック ×-○-○

第1ゲーム
《闇の嘆願者》が あらわれた!
《萎縮した卑劣漢》A が あらわれた!
《萎縮した卑劣漢》B が あらわれた!
《腐れ肺の再生術師》が あらわれた!

ポケモン兄さんは《霊気の噴出》を となえた!
ポケモン兄さんは《霊気の噴出》を となえた!

《闇の嘆願者》は《闇の末裔》を よびだした!

パーティーは ぜんめつした……
SIDE OUT
《物静かな思索》×2 《天啓の光》《ルートワラ》×3
SIDE IN
《マーフォーク》《アクアミーバ》《霊気の噴出》《たい肥》×3
第2ゲーム

1 ターン目《強迫/Duress》されるもドロー《たい肥》(笑) その後ライブラリーを掘り進め、2 枚目の《たい肥》も手に入れそのまま物量差で圧殺。

第3ゲーム

初手《島》《森》《霊気の噴出》×2 《堂々巡り》×2 《雑種犬》といい感じ。 相手の方は何も無い様子で《定員過剰の墓地/Oversold Cemetery》からキャスト。

が、こちらも土地を引かず《霊気の噴出》《尊大》×3 《雑種犬》×2 と引いてきて、やたら無意味な一人ポーカー(笑) 延々一匹の《雑種犬》が殴り続けるも、相手ライフ 9 の時点でお互いの手札は空となり、場が相手の方に傾き始める。

しかし、ここで 2 ターン連続の土地引きで待望の《ワームの咆哮》降臨!! 相手は X=5 の《もぎとり/Mutilate》しかキャストできず、2 ターン後にはライフが 0 になっていました。

この対戦は本当に疲れました。終わった後、立ち眩みするほどでしたから(^^;

Round 4 Muraki Yutaro 白緑ビート ○-○

第1ゲーム

2 ターン目《アクアミーバ》から《尊大なワーム》、手札に《不可思議》《堂々巡り》とあっさり勝負がつきました。

SIDE OUT
《アクアミーバ》《ルートワラ》×3
SIDE IN
《マーフォーク》《霊気の噴出》《再利用》《対抗呪文》
第2ゲーム

場があっという間に硬直、お互いのインカーネーションを《再利用》しあう。 「トップデック勝負だ!!」と思ったらあっさり《不可思議》をドローしてしまいました。

Round 5 Kato Yasuyuki 黒コン《墓生まれの詩神》 ○-○

第1ゲーム

相手は《沼》×3 のみのセットに対し、こちらは《アクアミーバ》→《ルートワラ》→《尊大なワーム》加えて手札には《堂々巡り》《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》が出てきて、次ターン《堕落/Collupt》をカウンターしたところで投了されました。

SIDE OUT
《ルートワラ》×3《不可思議》《霊気の噴出》×3《天啓の光》
SIDE IN
《たい肥》×3《対抗呪文》×2《再利用》《千足虫》《マーフォーク》
第2ゲーム

ひたすら 2 マナクリーチャーを除去するのみで、除去が尽きたところに《不可思議》と《雑種犬》。そしてまたも《尊大なワーム》《対抗呪文》が手札には残されていて、そのまま勝ちました。

対戦相手の方は始めから終わりまでずっと引きが噛み合わなかったので、ずっと苦い顔をされてました(^^;

Round 6 Shindo Takehiro 白緑赤サイクリング ○-○

同じサークルの仲間である進藤くん。あまり知られていないのですが実は進藤くん、ファイナル 2002 チーム爆雷使用のサイクリングの土台を作ったうちの一人なんですね。

第1ゲーム

後手共鳴者無しで悩むがそのまま発進、進藤くんの《霊体の地滑り》を、今引き《雑種犬》で無事《天啓の光》使用に成功。《尊大なワーム》《ワームの咆哮》と出したところで手札に《堂々巡り》とブンブンブン♪

《雑種犬》を今引きしてないと確実に負けてまちた(^^;

SIDE OUT
《ルートワラ》×3《マーフォーク》×3
SIDE IN
《千足虫》《アクアミーバ》《天啓の光》《霊気の噴出》《対抗呪文》×2
第2ゲーム

《アクアミーバ》《雑種犬》×2《物静かな思索》《霊気の噴出》《堂々巡り》とまさにブンブン丸。そして進藤くんの手札に解決策が見当たるはずもなく。

Round 7 Yamamoto Akimasa 白赤黒サイクリング ○-○

すみません、レポートのことがすっかり頭から飛んでいて全く覚えてないんです(T_T)

とにかく《燃え立つ願い/Burning Wish》が搭載されているため、色が揃いだすとゆっくりもしていられないです。 反対に《神の怒り/Wrath of God》などのリセットスペルにも気を付けなければならなく、《強迫》も飛んでくるしで、何度もヒヤリとさせられました。

また、対戦相手はあまりサイクリングに慣れてなかったようで、《稲妻の裂け目/Lightning Rift》の解決の仕方やマナの使い方が微妙に間違ってたりしてて、少し助かりました(^^;

Round 8 Yanagi Hiroki 青緑マッドネス ID

Round 9 Sakamoto Masaaki 青黒サイカトグ ID

1999 年の日本選手権近畿予選と同じ予選 2 位での権利獲得となりました。

調整仲間で突然青緑マッドネスに変更したチーム爆雷の小山くん(予選 13 位)、サークル仲間の柳くん(予選 1 位)と 3 人の青緑マッドネスが近畿予選を勝ち抜きました。 また進藤くん(予選 5 位)もしっかり勝ち上がってくれてホッとしています。

普段あまり人を相手に練習することのなかった僕ですが、今回はできるだけトーナメントに参加し、ショップで練習する機会もたくさんあったり、MO でも調整したり。 特に一緒に調整してくれたみんなには感謝しています。

今後、青緑マッドネスを選択される方々に少しでもお役に立てられればこれ幸いです。

では、この長いレポートを読んでいただき本当にありがとうございました。

P.S:本戦までにはとんでもないデッキを作れることを祈りつつ……

サークルESPERANTOのページ
http://mypage.naver.co.jp/orutet/Circle/circle.html
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記事へのツッコミ(4) [ツッコミを入れる]
_ たか 2003/05/13 23:51

気にしていませんのでお構いなく。<br>あとおめでとうございます。是非とも本戦がんばってください<br>僕はと言うとそのあとずるずると・・・・。

_ ポケモン兄さん 2003/05/14 15:17

振り返ってみると、ほんと俺ってアホだなぁ、と(^^;<br>報いるためにも本戦はしっかり見せ場作ってきますね。

_ おさむ 2003/05/15 07:56

こういうサイド戦まで書いてあるレポートって読んでて楽しいですね。<br>青緑を使わなくなって久しいですが、また使いたくなってきちゃいましたw<br>ルートワラをサイドアウトするという発想が今までなかったのでとてもためになりました。

_ 飛蝗 2003/05/18 15:07

予選突破おめでとうございます。<br>3回戦の黒僧侶使いです。<br>負けこそしましたが予選中あの試合が一番面白かったです。<br><br>本選も頑張ってください。


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