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「スカージ」カード名 名訳・珍訳
前から思っていたことですが、カードの日本語名の翻訳には何人くらいの人が携わっているのでしょうか。大体のカードはそこそこうまく翻訳されていると思いますが、稀代の珍訳《ダウスィーの精神ドリッパー/Dauthi Mindripper》(テンペスト)に言及するまでもなく、できの悪いパソコンの翻訳機で訳したのかとでも思われるような訳もときどき見受けられます。私をホビージャパンの翻訳チームに雇えとはいいませんが、英語の心得のある人をもっと採用した方がよいのではないか、という一塾講師からの提案です。
名訳カード・珍訳カード
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今回スカージのカードの名訳ナンバーワンは、《怒髪天/Enrage》ですね。Enrage は、「怒らせること」の意味ですが、「怒髪天を突く」という漢語調の言い回しが、見事にきまっていると思います。
それに対して、珍訳ナンバーワンは、《帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen》ですね。Bradewing the Risen の前半部分 Bladewing はこのドラゴンの名前なので、「ブレードウイング」とそのまま片仮名にすべきでしょう。後半の the Risen は、「獅子王リチャード(Richard the Lion)」というときや、インベイジョンのドラゴンでもお馴染みの「あだ名」にあたる部分で、「立ち上がらせる者」という意味だと思います。効果は墓地にあるドラゴンを場に出す、というのですから、「復活のブレードウイング」あたりでどうでしょうか。
同じ理由で、《刃の翼の虜/Bladewing's Thrall》も大減点です。Thrull というのは、少なくとも MTG の中では、いやいやながらも捕らえられている「虜」ではなく、ご主人様の命令には絶対服従の奴隷のような存在だと思います(第 5 版《従者スラル/Thrull Retainer》や《増殖槽/Breeding Pit》を参照)。そこで私なら、「ブレードウイングの僕(しもべ)」と訳しますね。「刃の翼」ではドラゴン・レジェンドが泣きます。
気になったカード
以下、ちょっと気になったカード名です。
- 《ドラゴンの日/Day of the Dragons》
- → ドラゴンの起(た)つ時
- 《語られざる印/Unspeakable Symbol》
- → おぞましい印(口にするのもはばかられる印、の意味)
- 《荒廃の箱/Ark of Blight》
- → 荒廃の櫃
- 《滅殺の命令/Decree of Annihilation》
- → 殲滅指令
- 《最上位/Alpha Status》
- → ボスの地位


みやけん 様<br> 先日の投稿、早速掲載いただき、有難うございました。<br> しかし、特に返信などいただけなかったので、ボツになったかな、と思い、ホビージャパンの掲示板に同内容の掲示を出したところ、いろいろと不都合があることが分かりました。<br> まず、「刃の翼ロリックス」と「帰ってきた刃の翼」は同一のドラゴンであること。(私の訳では、別々のドラゴンであることが前提となっています。)<br> 次に「棺」は「櫃」の入力・変換ミスです。<br> 多くの方から反響があったようなので、詳しくは、以下のページをご覧頂きたいのですが、間違いがあると分かったものを有名ページPeak Magicにでかでかと掲載し続けるのは問題だと思いますので、お手数をおかけして申し訳ございませんが、今回の投稿については一旦削除をお願い申し上げます。<br><br>http://www.hobbyjapan.co.jp/cgi/magicFreeBBS/perltreebbs.cgi?mode=normal&action=read&msgnum=1024502049&parent=1024501605
メールの返信が遅くなったことをお詫びいたします。<br>採用・不採用にかかわらず、できるだけメールにお返事はさせていただいております。基本的に記事を掲載後にメールを書いておりますし、記事掲載までにはリアルタイムで数日いただいております。ご了承ください。<br>おそらく、このツッコミに前後してメールが届いていることと思います。<br><br>しかしながら、塾講師なにがしさんがホビージャパンの掲示板に本記事の内容を掲載したのは、Peak Magicへの投稿より前のようですから、いずれにせよ、お返事は間に合っておりませんね。すべてこちらの不手際のような発言はあまり気分のよいものではありませんから、今後は熟考いただけると幸いです。<br>また、他のサイトで掲載した内容を掲載することに反論はありませんが(よい宣伝としてみなさん利用されているようです)、できれば掲載済みであるという情報を投稿時にあわせてメールに記載しておいていただければ、こちらでチェックをすることができましたので、こうした間違いが起こりにくくできるということはご理解いただきたく思います。<br><br>さて、いったん掲載した記事を削除するというのは、私がPeak Magicを運営する上での方針に逆らうことになってしまいます。もし、記事が掲載され続けることが好ましくないとお考えであれば、ご自分の記事を訂正する記事をお書きになるか、このコメント欄を有効利用していただけると、サイトが活性化して管理人としては嬉しい限りです。
私の上記の発言は、「こちらの不手際」と責任転嫁する意図はまったくありません。もとよりすべて私の責任ですので、今回の件についてはたいへん恐縮しております。<br><br>訂正の件、了解いたしました。《刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing》と《帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen》が同一ドラゴンであるならば、私は、《Bladewing the Risen》を「復活のロリックス」、《Bladewing's Thrull》を「ロリックスの僕(しもべ)」と訳したいと思います。こうすれば、ロリックスが新しいカードになって「帰ってきた」ことが分かりますし、「刃の翼」というそれだけで何のことかやや分かりずらい言葉を使う必要もないでしょう。何回かカード化されている他の登場人物を見ると、「本名」+「あだ名(称号)」の組み合わせが多く用いられているように思いますので。<br><br>同一人物または同一人物のイメージが複数回カードになった例(《セラの天使》除く):<br>1)《熟達の魔術師アーテイ/Ertai, Wizard Adept》(エクソダス)と 《堕落した者アーテイ/Ertai, the Corrupted》(プレーンシフト)<br>2)《ピット・ファイター、カマール/Kamahl, Pit Fighter》(オデッセイ)と《クローサの拳カマール/Kamahl, Fist of Krosa》(オンスロート)<br>3)《庇護の天使/Angelic Protector》(テンペスト)、《闇の天使セレニア /Selenia, Dark Angel》(テンペスト)と《荒廃の天使/Desolation Angel》(アポカリプス)<br>4)《呪われたクロウヴァクス/Crovax the Cursed 》(ストロングホールド)と《隆盛なるエヴィンカー/Ascendant Evincar》(ネメシス)<br>5)《武芸の達人 /Master of Arms 》(ウェザーライト)と《ジェラード・キャパシェン/Gerrard Capashen》(アポカリプス)
大筋において同意するのですが、ちょっと無茶な注文に過ぎると感じた部分にツッコミを入れさせていただきます。<br>(念のため、私はこの翻訳チームと何ら関わりのない1ユーザーに過ぎず、以下の文は全て推測に過ぎないことを述べておきます)<br><br>カード名を訳す際に忘れてはならないのは、<br>マジックのカードは無数にあり、今後も増えつづけ、今後どんなカード名が現れるか誰にも予測ができない、ということです。<br><br>「Bladewing the Risen」を、仮に「復活のロリックス」と訳した場合、<br>もし、今後「Rolix the Risen」という名前のカードが登場したら、どう訳せばいいのでしょう?<br><br>上記と同じ理由で(将来の訳語に困る事態を避けるため)<br>原則として英単語一つと和訳単語一つを一対一対応させていると思われます。<br><br>「Bladewing's Thrall」の「Thrall」は今回初登場の単語のようですので、<br>これまでに使われた和訳単語は使えなかったのだ、と推測します。<br>「しもべ」は既に「Liege」の訳語として使われていますし、<br>「奴隷」は、直接の例はないものの、「Slaver」が「奴隷商人」と訳されているところから、「Slave」の訳語として予約されていると考えます。<br>(「刃の翼のしもべ」と訳した場合、今後「Bladewing's Liege」というカードが出た時に困る、ということです)<br><br>同様に「Decree」も既に「命令」と訳された前例があり、それ以外の単語を使うわけにはいかないのでしょう。
何か問題があったよーですが、こういった切り口の記事もおもしろいと思います。<br>惜しいのは、もうちょい内容を厚くしてほしかった事。
単語と単語を1対1に決め付けるのは、たしかに通常の和訳ではナンセンスではありますが、MAGICのユーザーには英語を日常生活で全く使わないものの、英語版を買い求める方も結構います。<br>その方が混乱しないように翻訳スタッフはわざわざナンセンスなことをしているのではと思います。<br>あと、カード名に視点を当てるのも大変結構な事なのですが、こんどはフレバーテキストに注目して頂くと、より幅が広がり、面白いのかもしれませんね。(雑種犬のテキストはちょっと…なw)
個人的な好みですが、滅殺の命令と最上位はそのままのほうがかっこいいと思います。やはり、マジックにおいて「かっこよさ」はかなりのウェイトを占めていますからね。
大した事ではないですが「刃翼」と訳していれば<br>「刃翼のロリックス」「甦る刃翼」みたいにできたかなと。<br>要は「刃翼」を象徴的な名詞ないしは通り名みたいに扱う感じです。<br>「甦る金狼」のようなイメージだと分かりやすいでしょうか。
皆様、いろいろなご意見を寄せていただき有難うございます。<br>おなか一杯様、フレイバーテキストはまたの機会にとりあげたいと思っていますが、《野生の雑種犬/Wild Monrgel》のフレイバーテキストの日本語訳は、(語感はともかくとして)間違いがあるわけではないと思います。<br><br>It teaches you to play dead.<br>犬に死んだふりの芸を教えるのが普通だが、こいつの場合教えるのは犬のほうなんだからね。<br><br>youがイタリック扱いですが、犬と人の立場が逆転しているところがオチだと思いますので、私が訳すとしても次のようなところだと思います。<br><br>人が犬に芸を仕込むのが普通なのに、この犬は、人に「死んだふり」の仕方を教えている。
意味としては、間違って居ませんしより詳しい説明という意味では、十分過ぎるとは思っております。<br>ですが、この『十分過ぎる』が曲者でして最初は何をいっているのか判らないようなことも、じっくり考え、自分なりに答えを見つけることで面白みがまた出て来ると私は感じているものですから、<br>「こいつは、お前に死んだふりを教えるんだぜ」<br>と、は?と思うような訳に、より世界の広がりや面白みがますのではと、思っております。
と、いうのは全く私の個人的観点なので気にしないでください^^;(ここまで言っておいてってかんじですが)
自分も日本語訳のカード名に不満を持つ者のひとりですが、<br>今回の記事は、日本語訳について真剣に考えている人たちが多少なりとも居る様子で、うれしいですね。<br>《刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing》については先に訳した内容では良い名称でしたが、今回のことは予想できないですね。《刃翼のロリックス/Rorix Bladewing》だったら、《Bladewing the Risen》を「復活の刃翼」かぁ?<br>でも、元の英語名が《Rorix,The Bladewing》ではなくて《Rorix Bladewing》なので「ロリックス・ブレードウイング」が本名だって事かな?<br>素人の意見ですが。
《刃の翼の虜/Bladewing's Thrall》に関してですが、<br>「虜」という言葉自体が”魅了された状態”も表しますので、<br>特に問題は無いと思われますが?
《Thrall》は他動詞で虜にするなどの意味がありますが、名詞として扱うのであれば、奴隷と役を当てるのが適切かと思いますが。
綾州さん、興味深い指摘です。私も、もしかすると、Bladewingは、《Bladewing's Thrall》という使い方からして、ロリックスのあだ名でなく名字かもしれないという疑問をちょっと持ちました。《Gerrard Capashen》のような人間でなく、ドラゴンに名字があるのかが問題ですが。また、あだ名が通称に変化したと考えることもできるかもしれません。<br> おぶざーばさんの意見についてです。確かに、《Bladewing's Thrall》が、ロリックスに心から「魅了されて」従っているのであれば「虜(とりこ)」でもよいと思うのですが、おそらくはラースの要塞の主ヴォルラスやクロウヴァクスと配下のモグのような「命令と服従」「少しでも言うことをきかなければ厳罰が待っている」関係だと思いますので「僕(しもべ)」や「奴隷」がよいと思います。
「奴隷」という訳のほうが適切なのは辞書を引けばわかることですが<br>「Bladewing's Liege」または「Bladewing's Slave」というカードが出た時に<br>どう訳すつもりですか?<br>「虜」がダメだと言うなら「しもべ」「奴隷」「虜」以外の代案を示してください。
御仁は話の流れが判っていらっしゃらないようで。<br>おぶさーば様〜なにがし様の発言はMTGカードの《Bladewing's Thrall》に対する和訳に関する議論ではなく、<br>この記事の主旨である、MTGに出て来る言葉の『より適切な』和訳に関することでありますので、代案と申されますとも、閉口するだけなのです。
と、自分の書き込みを見てビックリ。<br>こんな険を含んだ書き込みをするつもりは毛頭ありませんでした。平に申し訳ない
だいたい筋が通っていると思うけど、現在の翻訳チームは4版の時のような難しい漢字(「殲滅」など)は使わないようにしていると思う。読めない人が多いし(だからといって「霧衣」もどうかと思うけど)《ドラゴンの日/Day of the Dragons》は、古典的なファンタジー小説などの訳を正当に受け継いでいると思う。<br>と、他の方の指摘もあるけど、翻訳チームもなるべく「一貫性」を重視しているようなので。(とはいえ、「の」付きカード名はなるべく勘弁だ。)<br>最後に、《乱射/Scattershot》も結構良い訳だと思う。
はじめまして よろしくお願いします<br>確かにうまく訳せばこういう風になるんでしょうけど、これじゃあ日本語的にネーミングセンス無さ過ぎませんか?個人の好き嫌いにもよると思いますが。<br><br>第一マジックの英語テキストを日本語に翻訳する事をそんな簡単に扱うとでも思いますか?少なくともこんな事を言われずとも意味が分かりづらい訳だという事は分かっているだろうし、あえてこういう風に訳しているのだと思います。<br>日本語と英語の違い、塾講師なにがしさんはよく分かっているんじゃないんですか?
今更ながらのレスですが・・・<br>《帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen》は元ネタがアメリカのアニメだかドラマだったかに有るそうで、それを日本に当てはめれば・・・帰ってきたウルトラマン!という理由で決まったそうですね。どこかのサイトか、雑誌で読んだので2004/04現在では有名な話かもしれませんが。<br>そう説明されないと、ネタや背景がわからない訳を付ける時点で失格のような気もしますが、ともかく翻訳陣は苦労なさっているようですね。<br>単語の一貫性については、HJ自身がその方針を持っていないのではないでしょうか。例えばMobを暴徒と訳したり群衆と訳したり。実際のところ、多少単語の訳が違っても暗記してしまうので実害はないんですよね。(というか殆どのカード名が意訳ですから日英両方を暗記せざるを得ないというか)
すると「帰ってきたブレードウイング!」で決定かぁ。
ロリックス云々についてですが、まずカードのことをよく調べてから色々と書いていただきたかったですね。<br>「刃の翼ロリックス」の「ロリックス」というのが、そもそもの彼の名前です。<br>この事実認識があるだけで、ほぼ全ての論議は意味を成さなくなるかと。<br>確かに「ん?」な訳は存在しますが、背景などを深く調べずに軽々しく指摘を入れるのは、いかがなものでしょうか。
大変失礼な追記をさせていただくとすれば、訳にセンスが無いのは塾講師なにがし氏の方ではないかと。<br>野生の雑種犬についても、人が人に対して何か言っているのだとすれば、塾講師さんの訳は固すぎます。少々英語に詳しい方によくあることなのですが、「こう訳したほうが適当だ」という物言いは、少なくとも商品を販売している方々に対して、そう容易くやって良いものではないかと。<br><br>誤解していただきたくないのは、決してマジック:ザ・ギャザリングのカードの訳を全て弁護しているわけではないということ。ただ、中には少し「おや?」と思う訳はあっても、勉強に関するセミプロが遊びのプロに、そう易々と口を出すのは、それこそ多少失礼なことでしょうね。