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オデッセイ・ブロックをふりかえって

2003/06/15 20:00更新

オデッセイ・ブロックをふりかえって

Written by Hatori!

はじめまして、Hatori! です。

今はスタンダードが一番楽しいシーズンではないでしょうか? 二つのブロックのカードと頭をフルに使ってゲームを楽しんでらっしゃる方が多いと思います。 今回は自分とマジックについて振り返っていたときに浮かんできたことを、文章が足りないながらもこの場を借りて書き記させてもらおうと思います。

そして、今回の題材についてですが「オデッセイ・トーメント・ジャッジメント」を思い返して、かなり早いですが懐かしい思いに浸り、それを考えた上での自分のデッキ作りやプレイングをより豊かなものにしたいという志もあります。まだまだ現役のカードなのに過去形で書いてある点、および気が早すぎる点はあらかじめご了承をお願いします。

マジックを競技として考え初めて間もない自分ですが、以後数分間のお時間お付き合い願います。

メカニズムを思い返そう

オデッセイ・ブロックのテーマは「墓地」と聞いたことがあります。 「フラッシュバック」に「スレッショルド」といったとてもゲームを深くするメカニズムだと思います。

拡張エキスパションのことも思い出してみましょう。

Basking Rootwalla

まず、トーメントです。

これは、中身のほとんどが黒いカードという非常におもしろいものでした。「黒で戦え」と広告に書かれていたことを覚えている人もいるのではないでしょうか?

《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》《尊大なワーム/Arrogant Wurm》に見られる「マッドネス」、《顔なしの解体者/Faceless Butcher》《土喰い巨獣/Petradon》に見られる「ナイトメア」、《壊滅的な夢/Devastating Dreams》《郷愁的な夢/Nostalgic Dreams》に見られる「夢」などのメカニズムは、私を飽きさせることのなく構築意欲を湧かせるカードばかりでした。

次にジャッジメントです。

これは、トーメントとは逆に白と緑のカードの割合が多いというものでした。当時の白はかなり衰弱していたのに、これと後に発売されたオンスロートで多少活気を取り戻した気もします。

《狡猾な願い/Cunning Wish》などのゲーム外からカードを持ってくるもの。《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur》などの非常に死ににくいクリーチャー。いまでも、これらのカードに悩まされている方も少なくないでしょう。

スタンダードに及ぼした影響

私自身、エクステンデッドやブロック構築などはあまりプレイしないのでスタンダードについてしか述べられなくてごめんなさい。

既存のデッキでは(多少情報が古く主観過ぎるかもしれませんが)サイカトグや Wake、ランデスコントロール、白緑やステロイド*1。 この中には多くのフラッシュバックスペルが含まれており、そして多くの共鳴者が存在します。

では、ここで一つ皆さんに聞いてみたいと思います。

このオデッセイブロックで最も壊れていたカードは何だったでしょうか?

おそらく、願いカードやマッドネスエンジンの要(?)の《野生の雑種犬/Wild Mongrel》《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》《堂々巡り/Circular Logic》《サイカトグ/Psychatog》など様々な答えがあると思います。

Upheaval
このブロックは《激動》なしには語れない

私が思うにはこのブロックは《激動/Upheaval》なしには語れないのでしょうか?

この《激動》ですが、すべてのパーマネントが還ってくるという非常に不利益そうなカードですが、相手がなにもできないことを利用してやりたい放題してしまうカードです。

《激動》《サイカトグ》

《激動》《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》

私は相手に使われて良い思いをしたことは一度もなかったと思います。 青いデッキが強いのは《嘘か真か/Fact or Fiction》《強制/Compulsion》などの優秀なドローエンジンのおかげでもありますが《激動》はこれ単体で強いでしょう。

おそらく青緑マッドネスデッキを嫌う方も多くいることでしょう。

アポカリプスに含まれている《ヤヴィマヤの沿岸/Yavimaya Coast》という対抗色のダメージランドの恩恵で非常に安定した動きを見せてくれました。 《入念な研究/Careful Study》から出てくる《日を浴びるルートワラ》二匹。 やられている方にとっては悪夢でしょう。

今でもデッキの主軸として使われているカードは少なくありません。この二年間、彼らが及ぼしたメタへの影響は大きいでしょう。

このように、いい思い出や嫌な思い出を思い返してみてはどうでしょうか? 新しい発見や忘れていたことを思い出すかもしれませんよ。

おわりに

オデッセイブロックは本当に楽しく遊ばせてもらいました。とカードにお礼を言いたいです。 あと三ヶ月余りの期間ですが、彼らを大切にそして激しく(?)使ってあげましょう。 一年前ないし二週間前でもいいです。この記事を読んで懐かしい気持ちになってもらえたでしょうか?

そして、明日も《綿密な分析/Deep Analysis》をフラッシュバックしたり《ミラーリ/Mirari》で呪文を二倍にしたりしてくださいね。

Tags: Casual

*1 オンスロートブロック中心のデッキは今回は省かせてもらってます。

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記事へのツッコミ(11) [ツッコミを入れる]
_ M 2003/06/06 22:54

各種「願い」に言及してないので大幅減点。この独特なカードを忘れているのは非常に残念。デッキ(特にサイドボード)構築に及ぼした影響は巨大だと思います。

_ 007 2003/06/06 23:20

M氏に同意。<br>WISHシリーズのメカニズムは非常にすばらしいと思います。<br>青のサイドに各種インスタント等を一枚づつ積むなどと昔のMTGでは考えられなかった事だと思います。<br>そしてWISHが消えた後もそのような事はおさらく無いでしょう。

_ ちゃっぴー 2003/06/07 00:40

僕がオデッセイ・ブロックで最も大きな影響を持ったカードは、《野生の雑種犬/Wild Mongrel》だと思います。<br><br>ステロイド、青緑、白緑、対立など、緑ならとりあえず入る。あらゆるデッキのエンジンの核となったこのカードの働きは、《激動/Upheaval》に匹敵するものと信じています。<br><br>そういえば、「夢」シリーズは結局あまり使われなかったですね…

_ 12 2003/06/07 10:59

願いに関しては上のお二方と同意見。<br>あと、オデッセイブロックを振り返ってというテーマなのにオデッセイ自体が殆ど語られてないのはどうかなぁと思ったり。

_ 007 2003/06/07 14:00

>ちゃっぴーさん<br>所詮緑の小さい生物。<br>ゲームを終わらせる力は無いと思うので<br>そこまでとは・・・<br>《激動/Upheaval》はENDカードだと思いますが。<br>もしくは始まりに戻るし・・・

_ Hatori! 2003/06/07 14:49

ご意見どうもありがとうございます。<br>Mさんや、007さんのおっしゃる通り願い系統も深く追求するべきでした。<br>構築戦などに非常に大きな影響を及ぼしつづけていますしね。<br>こんなことを忘れるなんて頭が上がりません。<br><br>12さんのおっしゃるとおり、オデッセイ自体にはあまり掘り込んでいませんね。<br>トーメントとジャッジメントはメカニズムの例まで出してるのに<br>フラッシュバックとスレッショルドについてはほとんで触れてませんね。<br>それはこちら側にミスとしか言いようがありません。<br><br>そのほかに、ご意見がありましたらよろしくお願いします。

_ SAT 2003/06/08 02:55

『激動』がODブロックで最も壊れたカードであるという意見は納得ですね。間違いなくトップクラスのカードです。<br>ただそれ以上に『マッドネス』『フラッシュバック』のシステム自体がスタンダード、エクステンデッドに影響するほど強力だと思うのでそこらへんがあんまり書かれていないのは残念です。こういう記事は好きなので次(また投稿するなら)がんばってくださいね。<br>『願い』に関する僕の意見としては<br>確かに強力ですが『願い』入りデッキの凡庸性を上げすぎてデッキ構築の幅を狭めている気がするので好きではないです。

_ 稲妻 2003/06/11 16:01

>>Hatori!氏<br>面白かったけど「スタンダード」の枠が1年古いまま語られていたのは残念。<br><br>>>007氏<br>>所詮緑の小さい生物。<br>>ゲームを終わらせる力は無いと思うので<br>>そこまでとは・・・<br><br>犬は単独性能もさることながら、マッドネスカードとの相性が致命的に良すぎた。トーメントの出現によってブッ壊れた1枚だと思う。<br>ボードアドバンテージを確保しつつ、軽火力や黒の除去(ルートワラをマッドネスで呼び出して身代わりにできれば”生贄”系も)を回避し(※《燻し》は天敵だが)、時にはワームを低コストで呼び出し、《堂々巡り》の起点になることで相手の呪文すら止めてしまう。<br>これだけの汎用性を持ったクリーチャーは「所詮緑の小さな生物」じゃ済まないと思うんだけどなぁ。

_ 007 2003/06/11 17:01

犬が優秀なクリーチャーであるのは理解していますが<br>『所詮優秀な生物』であって<br>『GAMEを終わらせる力』は無いと思うので<br>『所詮緑の小さな生物』と書きました。

_ 稲妻 2003/06/11 18:52

>>007氏<br>>『GAMEを終わらせる力』は無いと思うので <br>了解。もちろん激動の強さには自分も同感ッス。<br>「序盤から中盤に渡ってゲームを支配しうるカード」も「エンドカード」と同じくらい強いよ、ってコトでどうでしょ?<br>……ごく稀に雑種犬のダメージだけで死ぬこともあったりするけどね。(苦笑)

_ Hatori! 2003/06/15 20:00

>>稲妻さん<br>スタンダードが古い枠なのは、自分の情報量が足りないがほとんどです。<br><br>ODブロックがスタンダードから消えてしまうころに、総集編みたいのを書いたほうがいいのかもしれません。<br>どう思いますか?


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