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スタンダードやってる? 第1回

2003/12/16 18:39更新

スタンダードやってる? 第1回

Written by 平林和哉

どうも SBJ が止まってるおかげでご無沙汰してますね、平林です。

スタンダードやってるかって言われればあんまりやってませんでした。ミラディンが出てからはドラフトに、ニューオーリンズ用にエクステンデッド、とスタンダードなんてとても手が回らないもんで。

おかげで LoM の時にデッキを聞かれても「やってないよ」とか、「いーんじゃん、それで」とかそんな感じにかなりの投げやりっぷり。

でもプロツアーニューオーリンズ、 GP 静岡と終わってしまうとさすがに次はファイナル予選。本来ならここで MO(マジックオンライン)でミラディンドラフト祭りのはずが、そうならなかったので仕方なく MWS(Magic Work Station)でスタンダードをやってたわけです。

結果としてサイクリングで中部予選で権利が取れました。

2 年ぶりのファイナルということでそれなりに嬉しいのですが、ちょっとしょんぼりしたのがみんな僕のデッキがサイクリングだろうと言ってきたこと。

まあ確かにずっとサイクリング使ってますけど。

去年のファイナル予選、ファイナル本戦で加藤一貴に渡したのもサイクリング(WRG)、プロツアーヴェネチアもサイクリング(WUR)で選手権もサイクリング(WBR)。そういえばニューオーリンズの権利取ったのもサイクリング……。

当然今回もサイクリングって、これでも結構試行錯誤したんですよ!

ということでサイクリングを選ぶまで色々やってたお話です。古いメタの実験デッキが多くなりますが、お付き合い下さい。

白黒コン-白青をとりあえずメタってみた

きちんとスタンダードをやろうと思ったのはとにもかくにも静岡の後。それにしても滋賀という場所では平日マジックをするなんてことは考えられないので、しばらくは MWS でのんびりやってました。

まあ、とにもかくにもメタゲームをまとめないことにはデッキが決まりません。

でもこれはすぐまとまりました。ゴブリン、白青、親和。この 3 つが環境の基本だ、ということは結果から見てもすぐ分かったからです。

Cabal Interrogator

特にこの中の白青がレシピ的にまとまって見えて(坂東潤一郎作の人類の英知)、メインの《アクローマの復讐/Akroma's Vengeance》、サイドボードの《赤の防御円/Circle of Protection: Red》などメタ的にも有利そうな感じ。しかもコントロール好みのプレイヤーは知り合いにも多く、どこに行ってもこれを選ぶプレイヤーは多い予感がします。

じゃあとりあえずこれをいじめてみようかということで、《陰謀団の取調官/Cabal Interrogator》をメインに突っ込んだデッキを検討してみました。

手っ取り早いのが白黒コン。白のコントロール能力はお墨付きであり、これならば速度に対抗できるだろうと。

レシピはこんな感じです。

WB Control
 3  賛美されし天使/Exalted Angel
 3  永遠のドラゴン/Eternal Dragon
 4  陰謀団の取調官/Cabal Interrogator
 3  墓生まれの詩神/Graveborn Muse
 4  真面目な身代わり/Solemn Simulacrum

17 Creatures 3 新たな信仰/Renewed Faith 4 神の怒り/Wrath of God 4 アクローマの復讐/Akroma's Vengeance 4 正義の命令/Decree of Justice 2 霊体の地滑り/Astral Slide
17 Spells 7 平地/Plains 7 沼/Swamp 2 邪悪な岩屋/Unholy Grotto 2 邪神の寺院/Temple of the False God 2 隔離されたステップ/Secluded Steppe 2 やせた原野/Barren Moor 4 大闘技場/Grand Coliseum
26 Land 60 Total Cards

0 Sideboard Cards

……ぐちゃっとる。

正直やりたいことだらけで、白青に強くするために《邪悪な岩屋/Unholy Grotto》を入れたくなって、なら《墓生まれの詩神/Graveborn Muse》使いたい、そうなるとゲインライフも必要で、でも《アクローマの復讐》を 5 ターン目に撃ちたいから《邪神の寺院/Temple of the False God》を入れようとか。

《墓生まれの詩神》で黒マナが必要になり、《神の怒り/Wrath of God》でやっぱり白マナ、でも無色ランドも強いから、などなど。

おまけに《正義の命令/Decree of Justice》を 4 枚も入れてみたり、なぜか《霊体の地滑り/Astral Slide》が入ってたり。

ようするにまとまりませんでしたと。

ということで白黒コンは MWS で調整しただけで終了しました。

デザイア-やりたいようにやります!

さて白黒コンが失敗に終わったわけですが、やっぱりメタ通りのデッキを使うのはつまらないということで試していたデッキがありました。それが《精神の願望/Mind's Desire》です。

もともとバーゲンや Trix のようにかなりコンボ好きなもので、デザイアもうまくいけばいいなーと結構調整していました(ちゃんとリアルでも)。

《煮えたぎる歌/Seething Song》を使ったり、親和系のレシピは結構見つかったのですが、それだと《アクローマの復讐》の前に必ずゲームを決める必要があるので、あえて違うアプローチで組んでみたのがこれ。

Mono Blue Desire

0 Creatures 4 ぐるぐる/Twiddle 4 夢の掌握/Dream's Grip 4 知識の渇望/Thirst for Knowledge 3 集中/Concentrate 4 精神の願望/Mind's Desire 2 未来予知/Future Sight 2 苦悶の触手/Tendrils of Agony 4 金属モックス/Chrome Mox 3 発展のタリスマン/Talisman of Progress 4 威圧のタリスマン/Talisman of Dominance 3 超次元レンズ/Extraplanar Lens 3 金粉の水蓮/Gilded Lotus
40 Spells 20 島/Island
20 Land 60 Total Cards

0 Sideboard Cards

まあやっぱりローリーさんのデザイアに影響されているのは同じではありますが、ひそかに注目していた《超次元レンズ/Extraplanar Lens》が入っています。

結局は試さなかったものの、エクステンデッドの調整の時に《超次元レンズ》《ほとばしる魔力/Mana Flare》のようにフリースペルと組み合わせればデザイアがまだ組めると考えていたもので、それをスタンダードで組んでみたわけです。

しかしデザイアの最大の欠点は《もみ消し/Stifle》にまったく耐性が無いこと。ストームタイプの親和なども出てきていたため、少なくともサイドボードには《もみ消し》があり、それをどうにかしないとコンボ達成は非常に困難になってしましまいます。

ということで青緑バージョンを組んでみることにしました。

スカージが出た後、ちょうど第 8 版が入る前にもデザイアをいじっていたのですが、その時ウェイクに良く効いた《ザンティッドの大群/Xantid Swarm》をサイドに入れてみようということで。

Xantid Swarm

でも実際は……《ザンティッドの大群》弱すぎ!

なにしろウェイクと違って簡単にブロッカーを用意できますし、複数引いても意味が無い上に、コンボ起動まではボーっとしてるだけ。

しかも先に置いておかないと意味が無く、今では昔と違って《アクローマの復讐》が使われているので(ついでに《忘却石/Oblivion Stone》も)一緒に流されてしまうんですよね。

とはいえ収穫はありました。

《超次元レンズ》は序盤のマナブーストに使いづらいのですが、《肥沃な大地/Fertile Ground》の使いやすさはかなりのものです。

そもそも《金粉の水蓮/Gilded Lotus》《ぐるぐる/Twiddle》系スペルと相性が良いとはいえ重いので、あまり枚数を入れたくありません。

その点《肥沃な大地》なら序盤から使えて、《ぐるぐる》系とも噛み合うということで、青緑バージョンがかなり手に馴染みました。

UG Desire

0 Creatures 4 ぐるぐる/Twiddle 4 夢の掌握/Dream's Grip 4 知識の渇望/Thirst for Knowledge 4 集中/Concentrate 4 精神の願望/Mind's Desire 3 未来予知/Future Sight 2 苦悶の触手/Tendrils of Agony 4 肥沃な大地/Fertile Ground 4 金属モックス/Chrome Mox 2 発展のタリスマン/Talisman of Progress 4 威圧のタリスマン/Talisman of Dominance 2 金粉の水蓮/Gilded Lotus
41 Spells 10 島/Island 9 森/Forest
19 Land 60 Total Cards
 2  もみ消し/Stifle
 4  非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy
 3  文書管理人/Archivist
 3  帰化/Naturalize
 3  ぶどう棚/Vine Trellis

15 Sideboard Cards

《もみ消し》対策には結構考えましたが、結論としては《非凡な虚空魔道士/Voidmage Prodigy》

そう、Budde 閣下です!

そもそも今のコントロールは低速化が進んでいるので、置き《対抗呪文/Counterspell》、《印章/Seal》のように置いておくことで相手を牽制することができます。

2 マナなので《マナ漏出/Mana Leak》をかいくぐって出すことも簡単かつ、《もみ消し》でしか対処されない。ついでに殴って、《苦悶の触手/Tendrils of Agony》だけでゲームに勝てたりもすると。

兵士トークンに突っ込まないように注意も必要ですが。

Voidmage Prodigy

まあ概ね《もみ消し》《アクローマの復讐》に対象を絞り込めば良いので、意外に使い勝手は良かったです。

とまあ順調に進んだ青緑デザイアですが、調整を進めるうちにはっきりとした欠点が分かってきました。

それは思ったより遅いこと。

親和ベースじゃなく、《未来予知/Future Sight》を 3 枚も積んでいるため《アクローマの復讐》に耐性があって白青に勝てるのは良いのですが、ゴブリンの速度にまったく歯が立ちません。より安定してコンボを決められる代わりに速度を犠牲にしてしまったため、ブロッカーを用意できないこのデッキでは、ゴブリンのトップスピードに全く追いついていないのです。

それはサイドボードに何を用意しようと焼け石に水でした。マナベース的に《貪欲なるベイロス/Ravenous Baloth》は難しく、《ボトルのノーム/Bottle Gnomes》程度を入れたのではまったく戦況は変わらず。

そもそもゴブリンを切ることができるなら、コントロールに強いデッキは他にいくらでもあります。

ということで、残念ながらデザイアを諦めざるを得なくなってしまったのです……というところで今回はここまで。

(文中敬称略)

Tags: Strategy
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記事へのツッコミ(1) [ツッコミを入れる]
_ もちき 2003/12/16 18:39

これからどの様に展開していくか、非常に気になります。<br>平林さん、頑張って下さい。


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