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災いの火~Darksteel火力考察~

2004/02/10 13:05更新

災いの火~Darksteel火力考察~

Written by 破滅を導く者バーニィ
http://www.nekomimi.maid-san.net/~multi/

ミラディンの金属の世界、生物の中心がアーティファクトに偏るためにスペルに偏った各色のカード。良質のスペルの揃った今こそバーンの時代を作れ!

そんな新時代のためのバーンデッキ、構築主体でおくる火力考察。

火力スペル

ソーサリー

《本質の吸収/Essence Drain》

黒いスペルではあるが、色拘束が少ないので一応。

拘束を最低限にし、固定点にした《魂の消耗/Consume Spirit》。5 マナであることの重さと 3 点のライフの釣り合いが取れる展開は中長期戦なので、当面は出番はないかもしれないが、チェックをしておいて損はない。

《火の玉/Fireball》

懐かしの X 点火力。X 点火力の弱点である「注いだマナよりも少ないダメージしか与えられない」に加え、ダメージ分割のマナ効率が悪い。分割するためにコストがかかり、ダメージが均等割りとなると「こういう機能もあったな」程度。

最近の X 点火力が完全下位互換の《猛火/Blaze》なので、一応……といったところ。

しかしどうせなら《分解/Disintegrate》が欲しかった……。

《火炎崩れ/Flamebreak》

3 点地震+再生封じが拘束きつい代わりに 3 マナとお買い得プライス。《地震/Earthquake》なき後の 《紅蓮地獄/Pyroclasm》《星の嵐/Starstorm》《インフェルノ/Inferno》 の微妙な全体除去枠を埋めてくれる。

赤の天敵《トロールの苦行者/Troll Ascetic》を倒すのにぴったり。置き《ショック/Shock》《黄鉄の呪文爆弾/Pyrite Spellbomb》と組み合わせると大きい生物が混ざっていても流すことができるなど時代にマッチしたカードのため、過当競争の 3 マナ火力の中では勝ち組。

インスタント

《とげの稲妻/Barbed Lightning》

ようするに「クリーチャー 1 体かプレイヤー 1 人を対象とする。それに 3 点のダメージを与える。」なわけで、検討対象は双呪によるメリットとなる。

しかし 5 マナ出る時の状況を考えると、プレイヤーに集中してぶち込んで勝利を一気に引き寄せるか、殺らなければ殺られる大きな生物が出ているかどちらかであることが多い。

同じマナ域で比較するなら「再生封じ+取り除き」メリットの《炭化/Carbonize》、除去効果を優先するなら《火炎崩れ》。過当競争のこのマナ域でこれが勝ち残ることは難しい。

《溶鉱炉の脈動/Pulse of the Forge》

クリーチャー除去能力を失う代わりにダメージが 4 点。機能は半分失ったが「飼い主が先に倒れれば飼い犬は別にかまわない」のでたいした問題ではない。ライフの条件で手札に帰ることもバーンの戦略と合致している。ある程度の出血を覚悟してプレイヤーを集中放火するためだ。

ただ、3 マナであるためにすばやくもう一度キャストすることが難しいので過当競争の中で選択する、しないが分かれる。

《鋳潰し/Unforge》

クリーチャーを除去しても除去してもしつこく新しいクリーチャーを強化し続ける装備品とクリーチャーを一緒に落とす、と書くと聞こえはいいのだが……。

装備は装備で叩き割り、装備の多いデッキのクリーチャーは早めに落とす戦略を使えばこのカードの出番はない。

サポートカード

赤いカード

《残響する破滅/Echoing Ruin》

新登場の残響の中でも時代にマッチするトップクラスのカード。粉砕をソーサリーにしたらこんなにおまけがつきました、って付きすぎ。《酸化/Oxidize》なんか軽く見逃してあげます。

インスタントでないと困るタイミングを考えると、危険な装備品がクリーチャーについて殴られる時くらい。それならクリーチャーはインスタントで焼き落として、その後で危険な装備品をかち割れば OK。当面は《粉砕/Shatter》よりこちらを優先で。

《炎上/Inflame》

一応サポートしてくれるつもり……らしい。ダメージの 2 点上乗せはありがたいのだが、単体で使えないカードの出番を許すほどバーンはぬるくない。似たようなサポートは単体でも使える置き《ショック》《黄鉄の呪文爆弾》で。

《分流/Shunt》

そろそろ本気に対象変更が赤へ移ってきたらしく。シンプルに対象の変更が可能。しかしながら当面単一対象を取る呪文といえば火力かアーティファクト破壊くらいなのでしばらくは様子見。

アーティファクト

《キマイラ卵/Chimeric Egg》

3 マナでとりあえず置いて、あとは相手のクリーチャーを焼きつつ展開。そのうち火力で対処できないころにはぶっ殺しブロッカーとして活躍してくれるかも。

《ダークスティールの粗暴者像/Darksteel Brute》

キマイラ卵と同じブロッカー候補。普段クリーチャーでなく、破壊不能なので安心して身を任せられるのだが、アクティベイトのコストを払い続けると肝心の主戦法が進まないので、使うとき使わないときの判断が鍵。

《ダークスティールの鋳塊/Darksteel Ingot》

ナイスタッチ用マナカード。どうしても割りたいエンチャントのために突っ込んだ白・緑のカードを使う際に安心してその色マナ生成を任せられる。すこし重いのでマナ加速というよりマナサポートといった位置づけで投入すると便利。なのにコモン。

《ドラゴンの爪/Dragon's Claw》

マナいらずの新型ラッキーチャーム。どうしてもライフが持たないときに検討するカードだが、ターン裏表で確実に 2 点減った分を取り戻せる《太陽のしずく/Sun Droplet》より回復量が増えるのは対ゴブリン。そしてゴブリン相手では到底まにあわない。

《一望の鏡/Panoptic Mirror》

コピー生成無料キャストマシン。鏡自身のコストが少しもったいない気がするものの自動でスペルを作ってくれるのはありがたい。《等時の王笏/Isochron Scepter》と同じく「無色化」してくれるので他の色のつまみ食いもできる。重いので対カウンターなどの持久戦での活躍に期待したい。

《苦痛の鉤爪/Talon of Pain》

《太陽のしずく》とでもいおうか。これを出した後にダメージを与えることで無色のダメージが蓄積できるためプロテクション赤への対策にもなる。

ダメージの蓄積が完了し、手札も尽きたころにとどめを。

《雷鳴の杖/Thunderstaff》

はっきり言って 2 行目はバーン的にはほぼ無視。バーンの一番の脅威である相手クリーチャーから殴られまくるのを各 1 点軽減してくれる。《ウルザの鎧/Urza's Armor》が 6 マナなのを考えるといかにナイスカスタマイズであるかわかる。

これで火力を節約しても生きながらえることができ、その分相手本体へ飛ぶダメージが増える。

総評 鍵はアーティファクトにあり

いつになく火力の割合が多い拡張セットだったが、デッキに入ってきそうなアーティファクトも多かった。しかしアーティファクトは当面目の仇にされるカードであり、最近は《罠の橋/Ensnaring Bridge》におんぶにだっこしてたりすると巻き添え食って大変な状況である。

極力相手のデッキ内のカードを無駄カードにしつつ攻め立てるバーンとしては、アーティファクトの依存率を低くしたい。しかし、アーティファクト依存率を高め、圧倒的なデッキのパワーでなし崩し的に勝つのもありうる。

「アーティファクトに頼るか、頼らないか それが問題だ。」

Tags: Strategy
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記事へのツッコミ(5) [ツッコミを入れる]
_ 鴨屋 2004/02/02 22:36

《分流/Shunt》ですが、ミラディン限定構築では唯一《最後の言葉/Last Word》に対抗できる唯一のカードです。的にも困らないだろうし、もうちょっと評価してあげてもいいかと思います。少なくとも《偏向/Deflection(8ED)》よりは使えるでしょう(^-^)

_ バーニィ 2004/02/02 22:50

カウンター呪文に関する視点が完全に欠落してました。<br>様子見がこうもはやく終わってしまうとは(汗)<br><br>カウンター相手にも活躍し、コストも安いということで十分検討対象になる。<br><br>と評価を上げておこうと思います。

_ 鴨屋 2004/02/02 22:59

「唯一」がかぶってしまった…… まぁ、自分がこういうカードが好きなのもありますが。《誤った指図/Misdirection(MM)》をカウンター合戦で使ったことがある人にはおなじみのルールで、《分流/Shunt》は《最後の言葉/Last Word》を打ち消すことが可能です。

_ とおりすがりん 2004/02/09 22:41

《等時の王笏/Isochron Scepter》でコピーしたカードって無色なんですか?

_ バーニィ 2004/02/10 13:05

ここでいう「無色化」は<br><br>>。《等時の王笏/Isochron Scepter》 と同じく「無色化」してくれるので他の色のつまみ食いもできる。<br><br>のとおりキャスティングコストのことです。<br>キャスティングコストが 白1 でも 緑緑 でも 刻印したら コピーの呪文を生成する《等時の王笏/Isochron Scepter》の起動コスト(2)に変換してくれるので多色化できる、とそういう意味です。


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