火力で猛攻撃せよ!〜Onslaught 火力考察〜

破滅を導く者バーニィ

今こそ単色

オンスロート発売でいよいよ多色傾向のインベイジョン・ブロックが抜け落ち、単色デッキがやりやすい時代。

バーンデッキばかり使って来たので今回はバーンデッキから見る火力評価をして見ます。

純粋火力スペル

ここでは「火力」とは、「クリーチャー除去」と「本体へのダメージ」の二つ、あるいは「本体へのダメージ」の効果をもつ呪文をさします。

ソーサリー

うつろう爆発/Erratic Explosion

オンスロートで登場した赤の「ギャンブル性」風味の火力。音波の炸裂/Sonic Burstなどのようにカードを失うことが無い点は評価できるが、赤単色の基本的なスタイルとしてマナコストが軽いものがおおい為、コスト分の働きをしてくれない可能性がある。また、めくった土地を底へ埋めてしまうため、思わぬ土地展開不足を招いてしまうこともあり、ますます重いスペルを入れるデッキには向かない。

使うとするならば赤茶単のようなデッキスタイルになると思われる。

ドカーン!/Kaboom!

うつろう爆発/Erratic Explosionの多人数専用バージョン。多人数乱れ撃ちの代償としてコストが2増え、クリーチャー除去を選択できなくなり、ついでに名前がちょっとカッコ悪い。ネタとして使う以外はうつろう爆発/Erratic Explosionを選んだほうが・・・

焼けつく肉体/Searing Flesh

威力がある分重くて偏向/Deflectionされない焦熱の飛弾/Scorching Missile。ここまで書いた時点で焦熱の飛弾/Scorching Missileの方が使えるはず。バーンでは7マナたまるまでにはどちらかが絶命してる可能性が高いので。

とどろく蹄音/Thunder of Hooves

部族系の地震/Earthquake。ビーストがでていないとなにもできないので赤緑のビーストデッキ用のスペルになるが、ビーストで押してる時には自軍も壊滅する恐れがあり、またビーストで押せ押せモードの時除去したいのは飛行クリーチャーの可能性がおおきく、デッキでの使い方が少し難しい。

インスタント

ショック/Shock

ショック/Shock再録。今は無き稲妻/Lightning Boltに変わる火力の中核にして、今回から重要度がさらにアップ。裏返しクリーチャーの除去をはじめ幸運を祈る者/Wellwisher真実の信仰者/True Believerのような意味不明なまでの天敵クリーチャーを手ごろに除去。サイクリングで引いてきた時すぐ撃てる軽さ。不用意な裏返し召喚を抑止する意味でもしっかり持ってるフリしておきたい。再録された意図もそこにあるだろうから。

プラズマの連鎖/Chain of Plasma

Chain Lightningを思い起こさせる火力版連鎖シリーズ。2マナ3点インスタントという基本性能でまず合格。相手がムキになって撃ち返して来たらもう一発撃ち返す・・・のがわかっているので多分赤単相手にムキにはならないはず。ついでに癇しゃく/Fiery Temperのマッドネスで夢を見るのもあり、そうするとミラーマッチでは壮絶な撃ち合いになることも考えられます。いや、いいんです。基本性能が合格なので、それだけで。

陽光の突風/Solar Blast

カウンターされない加撃/Zapを選べること が電撃破/Lightning Blastの通常のダメージが 1 点減っていること と釣り合うかどうか、になる。軽量火力が満載であればサイクリングで引いてきたショック/Shockなどで合計するとプラスになることも多いはず。

やはりインスタント中心

もともとインスタントの方が使い勝手が良いのでインスタント中心にした方がよいのだが、オンスロートの場合はソーサリーのスペルがイマイチ。その分インスタントの性能がしっかりしているので、使い難い役回りをソーサリーが全部持っていってくれたということで。

火力発生装置

使い捨てでなく何度も使えることはバーンデッキの弱点である弾切れ防止にお役立ち。

エンチャント

稲妻の裂け目/Lightning Rift

相手のサイクリングの使用の抑止効果が第一。相手にしてみればサイクリングの代償としては少し痛いはず。なにせ張るコストも起動するコストも軽いのだから。自らサイクリングを積極的に使ってダメージを与える戦略も考えられるが、自分から使うほうはちょっと割りが合わない。陽光の突風/Solar Blastをサイクリングすると儲かる勘定ではある。これからのサイクリングの使用頻度を見て、サイドボード投入あたりになると思われる。

霊気の突進/AEther Charge

上天の〜じゃないのね、というのはさておき、ビーストデッキ用の火力発生装置。重いのでこれを張るころには場でビーストが暴れまわっているはず・・・。藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopperで夢をみます?

戦争の言葉/Words of War

オンスロート新登場シリーズ、「言葉」の赤版。ドローをすべてショック/Shockだったことにしちゃおう、というわかりやすさ。手札が尽きても、手札が増えないかわりに確実にターン 2 点ダメージを飛ばせる。でもそれならドローしてよいスペルを引いてきたほうがいいのでは、ということもあり種切れ防止というより対カウンターデッキ戦略の 1枚。(このカードをカウンターされると思うけど)

火力内包クリーチャー

燃えさし魔道ゴブリン/Embermage Goblin

1マナ増しになって 2 号を手札に確保できるようになったゴブリンの Tim。2 号があっても 1/1 では余命いくばくも無いので、検討するとすればゴブリンデッキかウィザードデッキに。チャンプブロックして 1 点最後っ屁するなら軽い方が良いし。

ゴブリンの名手/Goblin Sharpshooter

上手く使うとばしばしダメージを与えることができる Tim。貴重な火力を除去に使わされた腹いせに 1 点。焦熱の火猫/Blistering Firecatが転がったおまけに 1 点。誰かがチャンプブロックした時に 1 点、最期は自分がチャンプブロックで・・・

テフラダーム/Tephraderm

与えられたダメージはきっちり熨斗つけてかえすナイスガイ。クリーチャーから与えられた時コントローラーに飛ばしてくれれば壁として雄々しくそびえたつこともできたのだが・・・。4/5 クリーチャーをダメージで落そうとはしないので緑の大型生物を一緒に墓場へ引きずり込む効果のみ期待。

戦争・・・する? ゴブリンする?

注目株はやはり戦争の言葉/Words of War。サイクリングの利用頻度しだいでは稲妻の裂け目/Lightning Riftがエースカードになることも考えられるが、やはりゴブリンバーなのかも。

クリーチャー除去スペル

純粋火力だけでは猛攻をとめきれない、その為に投入する除去専用スペル。純粋火力より優れたものが求められるが・・・

狙いすましたなだれ/Pinpoint Avalanche

除去としては重い5マナ。除去能力も単体に4点。軽減できないだけなので、プロテクション赤には狙いをつけることもままならない。幻影クリーチャー退治くらいにしか役立ちそうにない。

めった切り/Slice and Dice

飛行クリーチャーにもダメージがはいる大量焼却呪文。如何せんコストが重いのでサイクリング使用の方を前提に考えたい。というかサイクリング使用だと 2赤でクリーチャー全部に1点与えてカードが引ける ちょっとお買い得。

星の嵐/Starstorm

やっぱり飛行クリーチャーにもダメージが入る大量焼却、かつ今回のX火力。インスタントで除去ということで焦熱の火猫/Blistering Firecatの露払いのほか、緊急回避手段としてとても便利。緑相手だとコストの方がおっつかないところがちょっとだけ難。

除去は他から持ってこよう

大量焼却呪文で飛行クリーチャーにもダメージが入るようになったのは魅力なのだけどコストの面でやや難が残るため、オンスロートの除去にだけ頼ると危険。種族デッキの台頭があれば紅蓮地獄/Pyroclasmも活躍しそう。

バーン向けクリーチャー

火力内包クリーチャー以外の、バーンデッキにおすすめなクリーチャー達。

焦熱の火猫/Blistering Firecat

通称ボール・ライトニング/Ball Lightning 2002 型。 1マナ増え、パワーが1上がり、変異戦略もOK。軽い黒除去 3 枚(無垢の血/Innocent Bloodチェイナーの布告/Chainer's Edict燻し/Smother)に引っかからないので4マナ7点スペルとして転がしてみれるのが良い。

刃の翼ロリックス/Rorix Bladewing

種切れ防止速攻ぶんなぐりドラゴン。6マナレジェンドなので本当に種切れ防止の保険目的に。ロリックスで種切れしないということで火力を除去に安心して使う戦略も可能。でも不可思議なワームトークンと相打ち。

脅迫するオーガ/Menacing Ogre

種切れ防止パート2。脅迫に勝てば速攻つき5マナ5/5トランプル。脅迫に負けても相手のライフの方が多く減った上で速攻3/3トランプルとして出てくれる。バーンデッキの威圧感のなかで有利に脅迫できれば強い。

支援&単独強襲

速攻つきで強いクリーチャーが多いので火力を除去に回して突破する戦法が有効になる気配。

その他おすすめスペル

上記のカテゴリ以外でバーンデッキに入る可能性のあるカード

脅しつけ/Threaten

一時的狂気/Temporary Insanityと違ってブロッカーとして強奪することはできないものの、パワーに関係なくクリーチャーを強奪できるので一時的狂気/Temporary Insanityよりは役に立つ1枚。

相手の一番でかいクリーチャーを奪ってぶんなぐり、3マナソーサリーとしては優秀になる量のダメージ、またはブロックさせて同士討ちに寄るクリーチャー除去を目指す。同士討ちで2体落せればバン万歳。それ以外にも借りうけると美味しい能力をもったクリーチャーを狙ったり、クリーチャーの生贄手段で手っ取り早く落としたり、ソーサリーでも活躍のは場は大きい。

総評〜オンスロートは赤かった〜

オンスロートは火力はそれほどでもない、という評価をたまに聞くが、よく見ていくとそれはゴブリンデッキの強さが目立つだけで、十分合格点だと言える。昔猛攻撃/Onslaughtという赤いカードがあったので、やはりオンスロートは赤いセットなのだ。純粋なバーンからゴブリンバーンまでオンスロートの赤い力、火力を使ってスカッとするほどの猛攻撃を体験しよう!